GiNZA 5 (=SudachiPy >= 0.6)で49149 bytes以上のテキストをTokenizeする
1. GiNZA(というかSudachiPy)でデカ目のテキストファイルがTokenizeできなかった話
講談社サイエンティフィク 実践Data ScienceシリーズのPythonではじめるテキストアナリティクス入門を勉強中。
(この本、雑に理解していた GiNZA、spaCy、Sudachi の処理が体系的に理解出来てとてもありがたい)。
サンプルコードはGiNZA==4.0.6
+ SudachiPy==0.5.4
環境での利用が推奨されている。
GiNZA のバージョン上げたら、スピードアップするかしら? と思い試しに、サンプルコードを GiNZA 5.1 環境で実行したところ、江戸川乱歩作「影男」のテキストを Tokenize するコードで下記のエラー。
Exception: Tokenization error: Input is too long, it can't be more than 49149 bytes, was 464332
2. 原因
Sudachi の Slack 検索させていただいたところ、内部のコスト計算でオーバフローが起こるため、入力サイズに制限を掛けているとの説明あり。
どのバージョンからの変更なのかは不明だが、 GiNZA==5.1
+ SudachiPy==0.6.3
の環境では上記エラー発生。
GiNZA==4.0.6
+ SudachiPy==0.5.4
環境の環境ではエラーおきず。
3. 一時的解決策
入力ファイルの分割が推奨とのことだったので、text を.readlines
で一行ずつ読み込み list に格納。適当な単位(今回は 100 要素)でテキストを塊(Chunk)に分割して list に格納。chunk から要素を取り出して、tokenize 処理してみた。
import spacy
input_fn = 'text/kageotoko.corpus.txt'
nlp = spacy.load("ja_ginza")
with open(input_fn) as f:
lines = f.readlines()
chunks = [' '.join(lines[i:i+100]) for i in range(0, len(lines), 100)]
for chunk in chunks:
doc = nlp(chunk)
for ## 以下処理省略
4. 将来の課題
分割して tokenize した後の Doc オブジェクトをまとめておける DocBin というオブジェクトもあるようなので、今後必要になったら、使ってみよう。
Author And Source
この問題について(GiNZA 5 (=SudachiPy >= 0.6)で49149 bytes以上のテキストをTokenizeする), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://zenn.dev/hyga2c/articles/ginza5_largetext著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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