Ubuntuで初回起動時に出るUpdateメッセージを実行する方法


環境

  • Winodows10 Home ver.21H1(OSビルド 19043.1586)
  • WSL2
  • Ubuntu20.04.4LTS

現象・問題

ubuntuのターミナルを立ち上げるとその日の初回起動時に以下のメッセージが表示される。

Shell
Welcome to Ubuntu 20.04.4 LTS
 
(途中省略)
 
43 updates can be applied immediately.
22 of these updates is a standard security update.
To see these additional updates run: apt list --upgradable

(以下省略)

しばらくは放置していたが改めて内容をよく読むと、「セキュリティアップデートを含むアップデート可能なパッケージがあるよ」ということらしいので、さすがにセキュリティ関連のアップデートを放置するのはまずいかもと思い、アップデート方法を調べた。

対応

https://askubuntu.com/questions/196768/how-to-install-updates-via-command-line
を参考に以下を実行した。(-y は↑のコメント欄を参考にした。)

Shell
sudo apt -y update
sudo apt -y upgrade
sudo apt -y autoremove

sudo reboot

sudo apt -y update: 適用可能なupdateのリストを取得する
sudo apt -y upgrade: updateをインストールする(パッケージの削除は行わない)
sudo apt -y autoremove: 不要になった古いパッケージを削除する

とりあえずここまでで問題は解決した。

sudo reboot: ubuntuを再起動する ⇒NG
これを実行しようとしたところ、

Shell
System has not been booted with systemd as init system (PID 1). Can't operate.
Failed to connect to bus: Host is down
Failed to talk to init daemon.

このようなメッセージが表示され実行できなかった。
(そもそも毎回再起動する必要はないらしい。必要ならその旨のメッセージが表示されるらしい。Ask Ubuntu内のコメント参照)

この問題の解決方法についても調べたが、結構複雑でやることが多そうだったのでとりあえず放置。

https://snowsystem.net/other/windows/wsl2-ubuntu-systemctl/
(↑ここが詳しくて参考になりそう。)

参考・関連

設定ファイルを書き換えることで、update表示を出さないようにする方法もあるようだ。

https://linux.just4fun.biz/?Ubuntu/自動アップデートを有効・無効にする手順
もしこの方法を使うのであれば、セキュリティ関連のupdateを無視してしまうのはまずいので、自分のマシンでは定期的に手動でupdateの確認をする必要があるかも。

また、サーバーのOSとしてubuntuを利用する場合にも自動updateにまつわる問題が生じる可能性があるようだ。

https://qiita.com/Brutus/items/b264384361d08b7475f6
https://unluckysystems.com/ubuntu-20-04-ltsの自動アップデートと、自動再起動を設定し/