Windowsでも蟹さんのmruby


Windows 7だけでもmruby on YABM(rtlbm-mruby)の開発ができるかトライしてみました。

VMはLinuxのtoolchainを使わないと作れないので、プリビルドされたVMを使ってスクリプトを実行できるようにします。

mrubyのビルドはこちらを参考にしました。

イメージファイル作成用のツールのrtktools/cvimg.cをVCでもコンパイルできるようにしてみました。適当にVSでプロジェクトを作りexeを作ります。なぜかx64でビルドするとエラーになるのでx86でビルドしています。

mrbcでmrbを作ります。

D:\rtlbm-mruby>mrbc samples\morse_hsc.rb

次にcvimgでイメージにします。

D:\rtlbm-mruby>cvimg root samples\morse_hsc.mrb samples\morse_hsc.img 0x180000 0x180000

イメージが出来上がったので、蟹さんをリセットを押しながら電源を入れてtftpを受け付ける状態にします。auの蟹さんの場合、赤いLEDが点灯します。

Windwos 7のEthernetは以下のように設定します。

Windows 7のtftpコマンドを有効にしてPUTを試して見ます。

D:\rtlbm-mruby\samples>tftp -i 192.168.1.6 put morse_hsc.img

進みません。検索して調べて見たところ、ファイアウォールの設定が必要でした。

D:\rtlbm-mruby\samples>tftp -i 192.168.1.6 put morse_hsc.img
転送を正常に完了しました: 1 秒間に 1776 バイト、1776 バイト/秒

蟹さんの電源を入れなおしてLEDが点滅するのが確認できました。

手元にある蟹さんに入れてあるVMがmruby 2.1.1の頃のもので2.1.2のmrbcでコンパイルしたmrbだと動きませんでした。

githubのリリースに置いてあるVMは、今のところmruby 2.1.0のもののようです。

auの白い蟹さんなどは、分解しなくてもVMやmrbのイメージを焼けて、簡単に試せますので、ハードオフで安く手に入ったらmrubyを試して見ませんか。