WindowsでScalaの開発環境を構築する方法


WindowsでScalaの開発環境を構築するためには、以下のツールをインストールする必要があります。

  • JDK (Java Development Kit)
  • sbt
  • IntelliJ IDEA

JDKのインストール

こちらからOpenJDK (LTS)とHotSpotを選択し、JDKをダウンロードします。

.msi形式のファイルがダウンロードできるので実行後、指示にしたがってインストールを進めてください。

sbtのインストール

こちらからインストーラをダウンロードします。

こちらもJDK同様、インストールを進めてください。

IntelliJ IDEAのインストール

こちらからCommunity版のIDEAをダウンロードします。(有償でもいい方はUltimate版を選択してください)

IDEAのインストーラを起動し、指示に従ってインストールしてください。

Scalaプラグインのインストール

IDEAの初回起動では下のような画面が出てきます。右下のConfigureからPluginsを選択します。

検索バーに「Scala」と入力すると、JetBrainsが公式に提供するScalaプラグインが先頭に表示されますので、これを選択し、インストールしましょう。

インストールが完了すると、「Install」ボタンが「Restart IDE」に変化します。
このボタンを押してIDEAを再起動します。

これでScalaの開発環境が構築できました。

動作確認

ターミナルソフトで以下のコマンド実行して、任意のディレクトリにScalaプロジェクトを作成します。

$ sbt new scala/scala-seed.g8

プロジェクトの名前を聞かれますので、好きな名前を入力します。ここではhelloscalaとします。

name [Scala Seed Project]: helloscala

実行後、helloscalaディレクトリが作成されます。

Scalaプロジェクトのインポート

起動時の画面から「Open or Import」を選択します。

先ほど作成したhelloscalaディレクトリを選択し、プロジェクトを開きます。そして、左下の「sbt shell」をクリックしてsbt shell を開きます。

sbt shellでrun.com.example.HelloWorldを入力し、実行します。

[IJ] sbt:helloscala> run com.example.HelloWorld
[info] Compiling 1 Scala source to C:\Users\user\OneDrive\Desktop\scala_sample\helloscala\target\scala-2.13\classes ...
[info] Done compling.
[info] running example.Hello com.example.HelloWorld
hello
[success] Total time: 0 s, completed 2020/07/03 12:30:54

helloと表示されれば成功です。