Windows 10 WSL (Windows Subsystem for Linux) 上のUbuntuからemacsを起動する

1. Windows 10 WSLの有効化

コントロールパネル > プログラムの左カラムにある Windows の機能の有効化または無効化(Control Panel > Programs and Features > Turn Windows features on or off) をクリックすると開くWindowsの機能(Windows Features)から、Windows Subsystem for Linux にチェックを入れ、OKボタンをクリック。

もしくはWindows PowerShellを管理者権限で開いて、以下を実行。

Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux

(参考：Install the Windows Subsystem for Linux | Microsoft Docs)

2. WSL Distro (Ubuntu) をインストール

• UbuntuはMicrosoftストアからインストールできる。
• 手動でダウンロードしたい場合は、Manually download Windows Subsystem for Linux distro packages | Microsoft Docsにリンクとインストール手順があるので、そちらを参考に（英語）。

インストール後Ubuntuを起動、ユーザー名とパスワードを設定して、
パッケージ更新:

$ sudo apt update && sudo apt upgrade

3. emacs パッケージのレポジトリ追加と emacs 26 のインストール

$ sudo add-apt-repository ppa:kelleyk/emacs
$ sudo apt-get update
$ sudo apt install emacs26

(参考：Reddit r/emacs: What is the most painless way to install Emacs 26 on Ubuntu 18.4?)

4. lxde デスクトップのインストール

$ sudo apt install lxde

5. Windows用 X サーバー(vcxsrv)のインストール

VcxSrvをダウンロード、インストールして起動。ウィンドウズショートカットを作り以下コマンドをターゲットにしておくと良い:

”C:\Program Files\VcXsrv\vcxsrv.exe” :0 -multiwindow -clipboard -wgl

6. emacsを起動

$ emacs26 --display :0.0

.bashrcに以下 alias を追加しておくと、emacs起動後にUbuntuウィンドウを閉じてくれるので便利:

alias emacs='
export DISPLAY=:0.0
export LIBGL_ALWAYS_INDIRECT=1

# キーボード設定
setxkbmap -layout us

setsid emacs26
exit
'

(参考：hubisan/emacs-wsl: Install and run emacs with the Windows Subsystem for Linux (WSL) in Windows 10. )

7. 日本語環境の設定

- 日本語パッケージのインストール

$ sudo apt install language-pack-ja

もしロケール変更したい場合は：

$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
## ここで一旦再起動。 exec bash では不可。
$ date
2020年  1月  4日 土曜日 09:14:44 PST

英語に戻したい場合は en_US.UTF-8 を指定する。

- 日本語入力環境 (fcitx-mozc)

$ sudo apt -y install \
fcitx-mozc \
emacs-mozc-bin \
dbus-x11 x11-xserver-utils

-- wsl/emacs手探りの続き --

• Windows側のブラウザでWSL emacsに表示されたurlリンクを開く
• うっとおしいビープ音を何とかしたい一心で、initファイルの設定をOSで条件分岐する