【初心者向け】WSL (on Win10)にパスを通す方法


はじめに

ほとんどのパッケージはaptコマンドでインストールできますが、バージョン反映が遅かったり欲しいソフトがなかったりと、手動でパスを通せると便利ですよね。
(WSL1、WSL2ともに使えます。2020/12/25現在 Win10 20H2)

対象者

WSLの有効化、Ubunutu等のダウンロードは出来ている。
「パスを通す」という言葉にピンとこないくらいの初心者。

GUI操作メインで解説していきます。

注意点

LinuxディストリビューションはUbuntu20.04LTSを扱っていきます。
紹介するやり方ではWin側とWSL側で環境変数を共有してしまいます!

事前準備

パスを通したいソフトウェアのバイナリデータをダウンロードしておきます。

その際、実行ファイルがどこにあるかを確認しておきましょう。

ソフトウェアの名前がファイル名になっており、拡張子がついていないのがそれです!
(fileコマンドを使えばきちんと確認できます。)
binフォルダに入っていることが多いです。
例:以下、salmonを例に説明します。

  1. Githubのページにアクセス(アカウント持ってない人は登録してみましょう)
  2. 画面右側から「Releases」を探す

  3. こんな感じの画面が表示されるはず。

  4. 「Assets」と書いてある場所を探し、「linux」が含まれ、「source code」が含まれていないリンクを探し左クリック。(スクショ内だと一番上のsalmon-1.4.0_linux_x86_64.tar.gz)

  5. ダウンロードしたファイルを展開する。
    (分からなかったらコメントで聞いてください)

  6. フォルダを適当な場所に移動させる。
    (ダウンロードのままでも構いませんが間違えて消さないように!)

  7. これで事前準備は完了です。

方法

  1. 「Windowsアイコン」を右クリック

  2. 「設定」を左クリック

  3. 「システム」を左クリック

  4. 左欄を下スクロールして「詳細情報」を左クリック

  5. 画面右の「関連設定」欄から「システムの詳細設定」を左クリック

  6. 上部タブから「詳細設定」を左クリック

  7. 右下の「環境変数」を左クリック

  8. 画面上部の「~のユーザー環境変数」から変数が「Path」となっている列を左ダブルクリック

  9. 画面右側の「参照」を左クリック

  10. 事前準備6で用意したフォルダ内の、「bin」というフォルダを左クリックする

  11. 画面下部の「フォルダー」欄に「bin」と表示されているのを確認して「OK」を左クリック

  12. 「OK」を左クリックして「環境変数名の編集」ウィンドウを閉じる

  13. 「OK」を左クリックして「環境変数」ウィンドウを閉じる

  14. PCを再起動する。

  15. 「パスを通す」操作はこれで完了です。
    Ubuntuを開いて「salmon -v」のように入力し、バージョン情報が表示されるのを確かめてみましょう。

さいごに

salmon: command not found

と表示される場合はパスを通せていないので、上記手順を再度確認してみましょう!