Windows10にてGPU版OpenPoseを動かしてみた


windows環境にて、OpenPoseのオープンソース実行環境を作る機会があったのでメモします.

[環境]
 ・Windows10
 ・GTX1060(6GB)
 ・CUDA10.0
 ・cuDNN

1.Visualstudio2017インストール
 ①下記URLより、"Visual studio community 2017"をダウンロード. ※Microsoftアカウントが必要です
  「https://my.visualstudio.com/Downloads?q=visual%20studio%202017&wt.mc_id=o~msft~vscom~older-downloads」
 ②上記にてダウンロードしたものを実行し、インストール.
  "C++によるデスクトップ開発"にチェックを入れ、"WindowsSDK"と"C++"が項目に含まれている確認する.

2.CUDAインストール
 ①"https://developer.nvidia.com/cuda-10.0-download-archive"から対応のものをダウンロード.
 ②上記にてダウンロードじたものを実行し、インストール.
 ③再起動.

3.cuDNNインストール
 ①"https://developer.nvidia.com/cudnn"からCUDA10.0に対応したものをダウンロードする.
 ②展開し、解凍のされた"CUDA"フォルダ以下の"bin"など全てを"CUDAのインストール先"
  "C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.0"にコピーする.
 ③コマンドプロンプトにて"nvcc -V"が以下のように表示されればOK.

cuDNNのインストール確認
nvcc -V
nvcc: NVIDIA (R) Cuda compiler driver
Copyright (c) 2005-2018 NVIDIA Corporation
Built on Sat_Aug_25_21:08:04_Central_Daylight_Time_2018
Cuda compilation tools, release 10.0, V10.0.130

ここまでで最低限の準備完了です.
次からは、OpenPoseの動作について.

1.OpenPoseの準備
 ①"https://github.com/CMU-Perceptual-Computing-Lab/openpose/releases"から
  GPUバージョン(openpose-1.4.0-win64-gpu-binaries_recommended.zip)をダウンロード.
 ②上記のファイルを展開し、"openpose-1.4.0-win64-gpu-binaries\models\getModels"を実行し、
  学習済モデルを取得する.

2.Sampleの実行

Sampleの実行
①OpenPose展開フォルダにて、コマンドプロンプトを開き以下のコマンドを実行.
 ".\bin\OpenPoseDemo.exe --video examples\media\video.avi"

3.カメラにてOpenPose
 下記のようにオプション付けないことです.

カメラでの実行
 ".\bin\OpenPoseDemo.exe"

LinuxもWindowsもGPU環境作る手順は同じですので、片方の方法を理解してしまえばOK.
私は、WindowsよりもLinux環境のほうが使いやすいので、記事としてはLinuxがメインになります.