Windows 10/WSL2 で X Server ソフト X410 を使ってみる


WSL2 で X Window を使うために X410 を導入してみました。導入は簡単 Microsoft Store で購入するだけですw

定価は5,850円なのですが私が購入時は80%引きの1,150円でした。もっとも88%引きで売っていたこともあるらしく値上がりしたっちゃ値上がりしてるのですが。。

なぜ X410 を導入しようと思ったかというとずばり xsel が VcXsrv だと上手く動かなかったから。どうも一定のサイズ以上のデータを渡すとクリップボードが動かなくなるようです。例えば以下の例だと tail -10 を付けてあげれば動くけど 3M 丸ごと渡してしまうと動かない。一旦大きいデータを渡してしまうと Windows 側でもコピペができなくなってしまいました。

$ ls -lh ./hoge
-rw-r--r-- 1 karube karube 3.0M Oct 22 12:24 ./hoge
$ tail -10 ./hoge | xsel -bi  # <--- 動く
$ cat ./hoge | xsel -bi  # <--- 動かない
$ tail -10 ./hoge | xsel -bi  # <--- 動かない

VCXSrv のログには以下のようなメッセージが出ていました。

winClipboardFlushXEvents - OpenClipboard () failed: 00000005

この問題は X410 の無料試用版を試したら無事に解決。その勢いで購入してしまいました。しばらくハマってた問題なので1,150円なら安い。これで心置きなく WSL2 が使えそうです。(Xming という選択肢ももしかしてあるかもですが。)

と言うことで VcXsrv などになにか問題のある場合は X410 も良い選択肢となるかもしれません。