npm-check-updates (ncu) v10 の引数まとめ


はじめに

npm-check-updates は、package.json に書かれている依存性を、特定されているバージョンを無視して最新版へと書き換えます。通常はncuncu -uでそれぞれ更新のチェックと書き換えを行ってくれるのですが、引数を付けて細かい設定をしたい場合があります。引数については日本語の記述が無かったり、古いバージョンに対する記述があったりするので、まとめました。

用いた ncu のバージョンは10.2.2です。

使い方

グローバルインストールする

npm i -g npm-check-updates

基本的な使い方

ncu # 更新の確認するが、package.jsonの書き換えはしない
ncu -u # 更新を確認して、package.jsonを書き換える
npm i # 書き換えたpackage.jsonを元にインストールする

ncu -v # バージョンの表示
ncu -h # ヘルプの表示

同時接続数をデフォルトの8から1へと変更する(手元の環境ではHTTPリクエストが詰まってタイムアウトする事があった)。

ncu --concurrency 1

メジャーバージョンを固定して、マイナーバージョンのみ更新する。

ncu --target minor
# ncu --semverLevel major # semverLevelは廃止された

マイナーバージョンを固定して、パッチのみ更新する

ncu --target patch
# ncu --semverLevel minor # semverLevelは廃止された

参考リンク