自炊記録 LINE アプリを作ってみた。

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はじめに

LINE に画像を送信して、自炊記録できる LINE アプリを作ってみました。
アプリについては、去年の 2021年6月 に「【祝】LINE DCイベント100回記念☆大・大LT大会!!【初登壇も大歓迎◎】」の LT で紹介させていただきました。資料はこちら

随分時間が経ってしまいましたが、本記事では、LT で説明しきれなかった技術的な部分について、記載します。

作ったもの

技術的な話に入る前に、どのようなアプリなのか少しだけ紹介させてください。
作ったきっかけと主な機能は、以下のスライドの通りです。

ネットやアプリでは、様々な料理レシピが溢れかえっており、この間参考にしたレシピなんだっけ?という体験を解決したく作成しました。

以下から友達登録できるので、興味ある方は実際に触ってみてください。

LINE アプリについて

LINE Developersから、LINEアプリケーション開発のためのAPIやサービスが提供されており、誰でも簡単に公式アカウントを作成し、LINE アプリを開発することができます。

今回の LINE アプリは、大きく分けて LINE Front-end Framework(以下、LIFF) 及び Messaging API の二つで構成されています。
これらについては LINE アプリ開発においては欠かせない機能なため、以下で簡単に触れておきます。

LIFF

LINE Front-end Framework(LIFF)は、LINEが提供するウェブアプリのプラットフォームです。このプラットフォームで動作するウェブアプリを、LIFFアプリと呼びます。
https://developers.line.biz/ja/docs/liff/overview/

つまり、自身で作成したウェブアプリのエンドポイントを提供すれば、 LINE アプリ上で動作させることができます。
また、LIFF アプリでは、LIFF SDK が提供されており、SDKを使用すれば、以下のことが可能になります。

  • アプリ上でLINEプロフィール情報の取得
  • ウェブ画面からトーク画面にメッセージを送信
  • LINEのQRコードリーダーの使用など
  • etc ...

「LINEのユーザー情報を活用したアプリケーション」や、「チャットボットのUIでは対応が困難(メッセージでのやり取りではユーザーのUXが悪い)」の場合に大きく効果を発揮することができます。

Playground も提供されているため、以下から実際の挙動を確認することができます。