言語処理100本ノック-38(pandas使用):ヒストグラム


言語処理100本ノック 2015「第4章: 形態素解析」38本目「ヒストグラム」記録です。
前回ノックの「豆腐」さえ乗り越えていれば簡単です。ラベルを出さなければ「豆腐」対応する必要もないです。

参考リンク

リンク 備考
038.ヒストグラム.ipynb 回答プログラムのGitHubリンク
素人の言語処理100本ノック:38 多くのソース部分のコピペ元
MeCab公式 最初に見ておくMeCabのページ

環境

種類 バージョン 内容
OS Ubuntu18.04.01 LTS 仮想で動かしています
pyenv 1.2.16 複数Python環境を使うことがあるのでpyenv使っています
Python 3.8.1 pyenv上でpython3.8.1を使っています
パッケージはvenvを使って管理しています
Mecab 0.996-5 apt-getでインストール

上記環境で、以下のPython追加パッケージを使っています。通常のpipでインストールするだけです。

種類 バージョン
matplotlib 3.1.3
pandas 1.0.1

第4章: 形態素解析

学習内容

夏目漱石の小説『吾輩は猫である』に形態素解析器MeCabを適用し,小説中の単語の統計を求めます.

形態素解析, MeCab, 品詞, 出現頻度, Zipfの法則, matplotlib, Gnuplot

ノック内容

夏目漱石の小説『吾輩は猫である』の文章(neko.txt)をMeCabを使って形態素解析し,その結果をneko.txt.mecabというファイルに保存せよ.このファイルを用いて,以下の問に対応するプログラムを実装せよ.

なお,問題37, 38, 39はmatplotlibもしくはGnuplotを用いるとよい.

38. ヒストグラム

単語の出現頻度のヒストグラム(横軸に出現頻度,縦軸に出現頻度をとる単語の種類数を棒グラフで表したもの)を描け.

回答

回答プログラム 038.ヒストグラム.ipynb

import matplotlib.pyplot as plt
import pandas as pd

plt.rcParams['font.family'] = 'IPAexGothic'

def read_text():
    # 0:表層形(surface)
    # 1:品詞(pos)
    # 2:品詞細分類1(pos1)
    # 7:基本形(base)
    df = pd.read_table('./neko.txt.mecab', sep='\t|,', header=None, 
                       usecols=[0, 1, 2, 7], names=['surface', 'pos', 'pos1', 'base'], 
                       skiprows=4, skipfooter=1 ,engine='python')
    return df[(df['pos'] != '空白') & (df['surface'] != 'EOS') & (df['pos'] != '記号')]

df = read_text()

hist = df['surface'].value_counts().plot.hist(bins=20, range=(1, 20))
hist.set_xlabel('出現頻度')
hist.set_ylabel('単語種類数')

回答解説

pandasplot使うだけです。ラベルも追加しました。

hist = df['surface'].value_counts().plot.hist(bins=20, range=(1, 20))
hist.set_xlabel('出現頻度')
hist.set_ylabel('単語種類数')

出力結果(実行結果)

プログラム実行すると以下の結果が出力されます。まぁ、こんな感じですよね。