未経験者が1年間、1日1コミットを毎日やってみて得たこと


始めた理由

1日1コミットとは文字通り、毎日欠かさず何かしらのコミットをすることです。
入社当時、私はプログラミングに関してなんの経験もなかった未経験者だったので、今後開発の仕事を上手くやれる自信がありませんでした。そんな不安の中、偶然「毎日コミット」についてある記事を読むことになり、自分も毎日コミットに挑戦したいと思いました。
当時読んだ記事
ただ、毎日コミットを始まる目に一点問題がありました。開発に関して完全に初心者だったので、毎日コミットができるほど実力が無かったことと、当時AWSやJava Bronzeの資格勉強もやっていたので、コミットできる内容が無かったことです。

こういう自分の状況を振り返りながら、資格の勉強も結局プログラミングの勉強なのに、これをコミットとして痕跡を残すことはできないか?ネット講座の受講やネット検索なども全部プログラミングの勉強なのに、これをコミットする方法ないのか?と悩みました。
その結果、私は取り敢えず「なんでもコミットする」という自分なりの毎日コミットを始めました。

ルールとコミット内容

基本的に、全てのリポジトリはGithubに作り、コミットをプッシュし管理しました。また、自分が立てたルールは次になります。

1. 毎日一つ以上のコミットを作り、プッシュする。
2. ただの改行、誤字修正、TIL(Today I Learned)など、1番のルールを守るためならコミット内容はなんでもいい。
3. ただし、絶対業務外の内容にする。

2番のルールに疑問を持つ方がいらっしゃるかも知れません。ですが、この2番こそが私の毎日コミットでコアになるルールです。今回の毎日コミットで、私が立てた目標は「スキル向上」ではなく、「根気を育つ」だったからです。根気を持って諦めず毎日やっていけば、実力はついて来る物だと信じました。
そして弱1年が経った今、私はこの考えが間違いなかったと思います。先ずはどんな内容でコミットしたかについて詳細を説明したいと思います。

「なんでもいい」のコミット内容 

- 資格勉強など、理論上で勉強した内容をTILでまとめ
- 参考になったサイトや記事のリンク集まとめ
- ただの改行、誤字修正
- udemyなどでの講座内容をコミットでまとめ
- 今後作りたいサイドプロジェクトのアイディアメモ

こんな風に、開発と少しでも関連があるものならなんでもコミットを行いました。

得たこと

リポジトリを削除したらコミットもいくつか消えてしまいました...泣

1年間毎日コミットで得たものは次になります。

  • 資格
    • AWS-SAA取得
  • 技術スタック

    • JavaScript
      • 正規表現を理解し使用できる。
      • ES6の文法を理解し使用できる。
      • Node.js, Express, MongoDBなどを利用し会員加入と情報修正、CRUDなどが可能なバックエンドの構築することができる。
      • React.jsのHooksを理解・利用しウェブアプリケーションを制作できる。
    • Python
      • djangoを利用しCRUDが可能なウェブアプリケーションを制作できる。
      • Selenium, bs4を利用しウェブスクラップを制作できる。
      • LINE SDKを利用し趣味用チャットbotを制作、現在運用中
    • 使ってみたサービス、言語、フレームワーク
      • Netlify, Vercel
      • Twitter API, LINE API, Spotify API
      • pug
      • mvp.css, Tailwind css
      • Go, Java, C#
      • Vue.js
    • その他
      • Gitを理解しコミットメッセージの大事さを理解、ブランチ管理ができる。
      • mdファイルの文法を理解し作成できる。
      • Github上で1人開発フローを運用できる。

などなど...

今後の目標

ある程度言語と仲良くなったし、フレームワークやウェブアプリケーションの構造も理解できたので、今後1年間は意味のないコミットを減らしコミット自体のクォリティを高めて行きたいと思います。

感想

私はずっと完璧にやりこなすことを大事に思っていました。なので少しづつ完成して行くこと、未完成のままに終わることに否定的でした。ですが、未経験者として開発の仕事をやることになり、「完璧」のところか何かを始めることすらとても難しいことでした。
毎日コミットの始めた初期にはこういう下手なコミットで本当に何かの結果になるのか、について不安がありましたが今が確信を持って言えるようになりました。「取り敢えずなんでもやってみる方が絶対正解」とのことをですね。