Anaconda3 × Pycharm環境構築メモ


Pythonド素人がAnaconda3とPycharmで環境構築を行いました。
備忘録として残しておこうと思います。

◆環境
  • OS:Windows 10 Enterprise
  • OSバージョン:1809
  • OSビルド:17763.1518
  • Pythonバージョン:3.8(Anaconda3)
  • IDE:Pycharm Community(2020.2.3)
◆環境構築の流れ

まずはAnacondaとPycharm Communityをインストール。
こちらのページを参考に実施。
つつがなくHello Worldまで実行完了。

※最初はPython公式とか色んなページ見ながらAnacondaとPycharmのインストールを行ったのですが、なぜかopenpyxlがインポートできない事態が発生。ちなみにエラーは次の通り。

python
ModuleNotFoundError: No module named 'openpyxl'

実行環境ではopenpyxlをインストール済みで、コマンドプロンプトからopenpyxlをインポートする場合は問題なく実行できる。

・原因
 Pycharm(厳密にはPycharm上で作成したExcel処理プロジェクト)で使用している実行環境で、openpyxlがインストールされていなかった(Pycharm(というかPython?)では、各プロジェクトで個別に仮想の実行環境を持たせることができる。一つの仮想実行環境を使い回すことも可能)。

・対策
 Anaconda Navigatorで仮想環境を作成し、そこにopenpyxlをインストールすることで解決。

・対策(詳細手順)
1. Anaconda Navigatorを起動
2. Create("+"のボタン)をクリック
3. "Name"でNaturalLanguage01、"Packages"でPython3.8を選択し、"Create"をクリック

4. ドロップダウンリストで"All"を選択し、検索ボックスで"anaconda"と入力

5. "anaconda"にチェックして"apply"をクリック

対策っていうか、これがあるべき姿のような...w

以上の手順で、"openpyxl"が(結果的に)インストールされたAnacondaの仮想実行環境が作成される。ここで作成された仮想実行環境のパスは後で必要になる。
※今回の場合は"C:\users\ユーザー名\Anaconda3\envs\NaturalLanguage01\python.exe"

続けてPycharmで、この実行環境を指定したインタプリタを追加する。

  1. Pycharmを起動し、"File" → "Settings" → 任意のプロジェクト(今回は"Project: sampleOpenPyExcel")→ "Python Interpreter"を開く
  2. 画面右上の歯車アイコンをクリック → "Add"
  3. "System Interpreter"をクリック → 画面右上の"..."をクリック
  4. Anacondaで作成した仮想実行環境の直下にある"Python.exe"を探して選択し、"OK"
  5. "Settings"ウィンドウを閉じ、"run" → "Edit Configrations"をクリック
  6. 環境を適用したいプログラムファイルを選択し、"Environment" → "Python Interpreter"で先ほど追加した仮想実行環境を選択し、"OK"

以上で設定完了。
ライブラリのインポートも行えるようになっていた。