python+sympyで機械系設計計算書ネタを作成する
モチベーション
私は通常、jupyterを使って仕事をしている機械系エンジニアなのですが、現在所属している会社では紙でのアウトプットが求められており、これの対応に苦慮しています。
jupyterで会社指定のフォーマットに紙で出力するのは難しいので、現在は、MS officeにjupyterでの検討結果を貼り付けて対応しているのですが、設計計算書の数式系がメンドくさかったので、pythonのsympyでやってみました。
環境
- windows10
- anaconda
- python 3.7.1
つまづきポイント
- ギリシャ文字をjupyrerの中で使う
jupyterのcode上で、”\sigma + tab”で、σが使えるようになる。便利!
- 単位をsympyでつける
ググれば直ぐに見つかると思いきや、なかなか見つからなかった。。。
結果的には、単位用のSymbolを作って、それを*で繋げればOK
- sympyでの上付き表示などの方法がわからなかった。
LaTexのコマンドがだいたい使えることが分かった。下記サイトがよくまとっていてGOOD!
http://www1.kiy.jp/~yoka/LaTeX/latex.html
やったこと
- ギリシャ文字をjupyrerの中で使う
jupyterのcode上で、”\sigma + tab”で、σが使えるようになる。便利! - 単位をsympyでつける
ググれば直ぐに見つかると思いきや、なかなか見つからなかった。。。
結果的には、単位用のSymbolを作って、それを*で繋げればOK - sympyでの上付き表示などの方法がわからなかった。
LaTexのコマンドがだいたい使えることが分かった。下記サイトがよくまとっていてGOOD!
http://www1.kiy.jp/~yoka/LaTeX/latex.html
やったこと
集中荷重片持ち梁の計算をやってみました。荷重、長さ、断面係数をインプットすると、計算書で使えるアウトプットを出力しています。jupyterにインポートして使うことを想定しています。
from sympy import Symbol,pi,Eq
from IPython.display import display
from sympy.interactive import printing
printing.init_printing(use_latex=True)
#使用するシンボルはグローバルで定義
σmax= Symbol('σ_max')
eσmax= Symbol('σ_max')
MPa= Symbol('(MPa)')
Mmax= Symbol('M_max')
eMmax= Symbol('M_max')
N_mm= Symbol('(N \cdot mm)')
Z= Symbol('Z')
eZ= Symbol('Z')
mm3= Symbol('({mm^3})')
F= Symbol('F')
eF= Symbol('F')
N= Symbol('(N)')
L= Symbol('L')
eL= Symbol('L')
mm= Symbol('(mm)')
paramater_dict= {
"σmax":["曲げ応力","MPa"],
"Mmax":["曲げモーメント","N_mm"],
"Z":["断面係数","mm3"],
"F":["荷重","N"],
"L":["梁の長さ","mm"]
}
def siki_hyoji(atai,unit_opp = True):
"""sympyで式を表示する関数です
( a = b [mm] の形で返す)
Arguments:
atai {str} -- パラメータ名
Keyword Arguments:
unit_opp {bool} -- 単位の表示有無 (default: {True}単位を表示する)
Returns:
[sympy] -- sympyの式をかえします
"""
ns = globals()
hidari = ns["e"+atai]
migi = ns[atai]
unit = ns[paramater_dict[atai][1]]
if unit_opp == True:
siki = Eq(hidari,migi*unit)
else:
siki = Eq(hidari,migi)
return siki
def katamochi_bari(paramater):
"""片持ち梁の計算書ネタを作成します[荷重,長さ,断面係数]
Arguments:
paramater {list} -- [荷重,長さ,断面係数]
"""
global σmax,Mmax,Z,F,L #global変数を編集可能にする
print("曲げ応力は以下の式で表される")
σmax = Mmax/Z
Mmax = F*L
display(siki_hyoji("σmax",False),siki_hyoji("Mmax",False))
print("各パラメータの値を以下に示す")
F = paramater[0]
L = paramater[1]
Z = paramater[2]
display(siki_hyoji("F"),siki_hyoji("L"),siki_hyoji("Z"))
print("以上より")
Mmax = F*L
σmax = Mmax/Z
σmax = round(σmax)
display(siki_hyoji("Mmax"),siki_hyoji("σmax"))
実行方法
jupyterファイルを同じフォルダにbeam.pyを置きます。
以下の通り実行すると、計算書のネタが完成!
ソースコード
sympy用のsymbolを作るのが、めんどくさかったので、utility.pyで、パラメータの辞書からsymbolを作成できるようにしています。
ひとりごと
今後、拡張していくと、作業が楽になりそう。
日本語変数、イケてない。。。けど使ってしまう
今回が、初投稿です!
Author And Source
この問題について(python+sympyで機械系設計計算書ネタを作成する), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/myao9494/items/211520600d278e903a7f著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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