Anaconda有償化であわあわしている僕のために、Pipenvを授ける


さようならAnaconda。はじめましてPipenv。仲良くなろうね。

1.環境

さあ、まずは、AnacondaをアンインストールしたWindows10 PCを用意しておこう!

2.インストール

(1)Pythonのインストール

Anacondaをアンインストールしたら、Pythonも消えちゃったんだよね。Anacondaをインストールしたときに、一緒にやってきたPythonだったから。仮想環境で使用したいバージョン(本記事では3.8.4)のPythonをダウンロードして、インストールし直しましょ!!

これは、朝飯前だね。

インストールするときは、後で自分でパスを通すの面倒なので、[Add PythonX.X to PATH]にチェックを入れておく。パス通さないと、次の(2)Pipenvのインストールでpipコマンドが無いって怒られるよ。

(2)Pipenvのインストール

pipで簡単に入れられるよ!!
コマンドプロンプトで、

pip install pipenv

って打ち込みます。

下記設定をすると仮想環境をプロジェクト直下に作れるようになるよ。
ユーザ環境変数に変数名:PIPENV_VENV_IN_PROJECT、値:Trueを追加します。

万が一、環境変数の設定方法を忘れちゃった場合は、こっそり下のサイトをカンニングしておきましょう。

3.仮想環境の構築

新しいプロジェクトを始めましょう。
まずは、プロジェクトのフォルダを好きな場所(D:\MyTest)に作成します。

コマンドプロンプトから、作成したプロジェクトの直下に移動します。
ドライブ移動が必要な場合は、「ドライブ名:」コマンドが必要なので、忘れないように。

d:
cd D:\MyTest

下記コマンドを実行し、仮想環境を構築します。

pipenv --python 3.8.4

無事に作成できました!!!

4.仮想環境へのライブラリインストール

下記コマンドを実行し、ライブラリをインストールします。

pipenv install matplotlib==3.4.2

仮想環境を構築し、ライブラリをインストールするとプロジェクトフォルダ(D:\MyTest)にPipfile、Pipfile.lockの2種類のファイルが追加されまーす。

なお、Pipfileには、installコマンドで指定したライブラリ名とそのバージョン、Pipfile.lockにはインストールされた依存関係も含むライブラリ情報が記述されます。

5.仮想環境からライブラリのアンインストール

下記コマンドを実行し、ライブラリをアンインストールします。

pipenv uninstall matplotlib
pipenv clean //依存ライブラリを削除

アンインストールしたライブラリ情報は、Pipfile、Pipfile.lockから削除されます。

6.仮想環境の削除

下記コマンドを実行し、仮想環境を削除します。

pipenv --rm

7.仮想環境の複製

ここでは、新しくプロジェクトフォルダ(D:\MyTest2)を作り、この中に仮想環境を複製することにします。
複製元仮想環境のPipfile、Pipfile.lockを入手しときます。

新規のプロジェクトフォルダに移動します。

d:
cd D:\MyTest2

下記コマンドを実行し、仮想環境を複製します。

pipenv install

8.仮想環境内でのコマンドを実行

実行したいコマンドの先頭に、pipenvをつけます。めんどくさいね。

pipenv run pip list

9.困ったら

このドキュメントを真面目に読む。