Pipenvを用いた仮想環境上でDjangoを起動する


はじめに

Pipenvを用いた仮想環境上でDjangoを起動させます。

Pipenvを用いた仮想環境上にDjangoを配置することでDockerやチーム開発でのビルドが常に同じ結果となり、開発がスムーズになります。複数人やDockerを用いた開発でのベストプラクティスと考えています。

本記事はDjangoアプリをDocker上に構築しAWS Fargateにデプロイするプロジェクトの一部です。

pipenvのインストール

pipを用いてpipenvをインストールします。

$ pip install pipenv

仮想環境上にDjangoをインストールする

pipenvをインストール後、デスクトップでhelloディレクトリを作成、helloディレクトリに移動します。

$ cd ~/Desktop
$ mkdir hello && cd hello

Pipenvコマンドを使用して仮想環境上にDjangoをインストールします。

$ pipenv install django==2.2.3

実行後、PipfileとPipfile.lockファイルが作成されます。
Pipfileにはインストールするライブラリ名とバージョンが記録されます。
Pipfile.lockには実際にインストールされたライブラリの情報が記録されます。

$ ls
Pipfile     Pipfile.lock

仮想環境に入り、startprojectコマンドを実行し新しいDjangoプロジェクトを作成します。ピリオドを忘れずに。

$ pipenv shell
(hello)$ django-admin startproject hello_project .

マイグレートを実施してデータベースの初期化を実行し、Django開発用サーバーを起動します。

(hello)$ python manage.py migrate
(hello)$ python manage.py runserver

http://127.0.0.1:8000/ にブラウザでアクセスするとDjangoのwelcomeページが表示されています。これにより仮想環境上でDjangoを立ち上がっていることが確認できました。