Dockerで環境を立ちあげるための手順(個人用メモ)


はじめに

本稿は、Dockerで環境を立ち上げる際の手順を自分のために書き起こしたものです。このような面倒な手順を踏まないとDockerコマンドを実行できないのは筆者だけかもしれませんが、個人用メモなので悪しからず。なお、本稿においては事前に環境を作成済みであることを前提にしております。

筆者の環境は、以下の通りです。

  • Docker Toolbox v19.03.1 (Windows 64bit)
  • Git Bash

Dockerを立ち上げる手順

最初に、docker-machineの状態を確認します。

$ docker-machine ls
NAME      ACTIVE   DRIVER       STATE     URL   SWARM   DOCKER    ERRORS
default   -        virtualbox   Stopped                 Unknown

上記の出力結果から、

1."default"というdocker-machineが存在し、
2.Activeではない、かつ
3.Stateが"Stopped"であることが分かります。

したがって、まず"default"をStartさせます。

$ docker-machine start default
Starting "default"...
(default) Check network to re-create if needed...
(default) Windows might ask for the permission to configure a dhcp server. 
Sometimes, such confirmation window is minimized in the taskbar.
(default) Waiting for an IP...
Machine "default" was started.
Waiting for SSH to be available...
Detecting the provisioner...
Started machines may have new IP addresses. You may need to re-run the `docker-machine env` command.

次に、"default"をActiveにします。
これには、evalコマンドを使います。

$ eval "$(docker-machine env default)"

"default"がActiveになったことを確かめるために、再び一番最初のコマンドを入力します。

$ docker-machine ls
NAME      ACTIVE   DRIVER       STATE     URL                         SWARM   DOCKER     ERRORS
default   *        virtualbox   Running   tcp://192.168.99.100:2376           v19.03.5

"default"のSTATEがrunningになっています。また、Activeの欄に"*"がついており、Activeになっていることも分かります。
これでdocker-machineをActiveにする作業が完了しました。

次に、dockerのContainerをstartさせます
まず、現状あるContainerの状態を確認します。

$ docker ps -a
CONTAINER ID        IMAGE           COMMAND                  CREATED       STATUS                     PORTS                  NAMES
9c68b6037143        1a7             "jupyter lab --ip=0.…"   29 hours ago        Exited (255) 5 minutes ago   0.0.0.0:8888->8888/tcp   my-first-lab

my-first-labというコンテナが存在している(runはしていない)ことが分かります。5分前にExitされたようです。
このContainerをStartさせます。

$ docker start my-first-lab
my-first-lab

これで環境を立ち上げる作業が完了しました。
筆者の場合は、これでJupyterLabの作業環境にアクセスすることができます。

おわりに

本稿が初めてQiitaに投稿した記事になりますが、意外とサクサク書けて楽しかったです(ただの感想)。この記事が誰かの役に立つことを願っております。