Ubuntuでシリアルデバッグツールのtinyserial、CuteCom、Serial Monitorを比較


シリアル通信の解析とデバッグには、いくつツールがあります。今回は、tinyserial、CuteCom、Serial Monitorを使って見て比較します。

tinyserial

インストール

carloscn/tinyserialソースからコンパイルします。

起動

tinyserial-1.3.0/build$ ./tinyserial

シリアルポートを開く

[ASCII]モードで受信したデータが文字化けになっています。

[Hex]モードに変更しても、同じ文字化けになっています。

結論

シリアルポートから出力している通信データが見えなかった。

CuteCom

インストール

sudo apt update
sudo apt install cutecom

起動

インストールしたアプリから起動します

シリアルポートを開く

[ASCII]モードで受信したデータがバイト毎に16進数で表示されています。

[Hex output]モードをチャックすると、16進数で表示されています。

結論

シリアルポートから出力している通信データが[Hex output]モードで見えます。

Serial Monitor

インストール

Serial MonitorからTibbo Device Monitor on Linuxをインストールします。

起動

インストールしたIO Ninjaから起動します。

[File]-[New Session]-[Serial Monitor]を選択

解析したいシリアルポートの監視を開始

シリアルポートを使用するアプリケーションを起動すると、通信データが見えます。

結論

Serial Monitorは、別デバッグしたいアプリケーションのシリアルポート通信データを解析可能です。
シリアルポートの開く、閉じる、設定変更の監視も可能です。
Serial Monitorは、有料ソフトですが、7日間体験ライセンスを使えます。