Emacsにコード補完パッケージcompany-modeをインストールする(初心者向き)


プロローグ

最近やむにやまれず、コマンドラインのlinux上でemacsというエディダを使う事になりました。
Pythonを開発するにあたって、コード補完機能が必要という事が分かり、emacs上でcompany-modeというコード補完のパッケージをインストールする際の備忘として残します。
参考:Emacsの使い方~超初級編~

emacsの完全なる初心者なので、このパッケージをインストールするだけで一苦労、ネット上には知っている前提でインストール法を紹介しているものが多く、心の中で「いや、この情報でインストールできる人はそもそもぐぐらねぇ!」と叫んでしまった。

という事で本題に進みます。

Emacsのインストール

念のため、Emacs自体もインストールしていない場合は、インストールしておきます。
OSはUbuntu 16.04.6です。

sudo apt-get install emacs

パッケージリストでcompany-modeの確認

コード補完をするパッケージとして、company-modeというものを使用しますが、パッケージ名はcompanyです。
まずは、それを確認する為にlinuxのコマンドライン上でemacsを立ち上げます。

emacs

次に、インストールできるパッケージを確認します。
ここで、まず壁にぶつかります。調べると「M-x package-list-package」で確認できるそうですが、普通にコマンドを打ってもうまくいきません。emacsでは「M-x」はショートカットキーを表していて、Esc + x 、つまり「Esc」キーと「x」の同時押しを意味します。。。なぜそう言ってくれないと初心者ながらに思います。その丁寧なひと言でどれだけ時間が節約できるか。
そして、「package-list-pacakge」のところも「-」はハイフンではなく、スペースキーを押すと勝手に「-」になります。
まとめるとパッケージリストを確認するためには、Esc+xの同時押しをした状態で、下記のようにコマンドを打つと「M-x package-list-package」になります。

package list package


companyの0.9.10のバージョンがあることが確認できました。

Companyのインストール

Companyというパッケージがあることが確認できました。
次にいよいよインストールです。調べると、まぁ簡単「M-x pacakge-install company」でできるそうです。
「M-x」は意味が分かりました。「pacakge-install」もpackage、スペース、installでOK。
では、スペースとは?結論から言うとスペースではなく、[RET]と表記する事もあるようなのですが、要はEnterキーを打てってことです。
インストールするには、Esc+xの状態で、下記コマンドを打って、

package install

すると、

Install package: 

と表示されて、ここで「company」とパッケージ名を入力するとインストールできます。

Emacsを終了する

これも意外にはっきり言われないとわかりにくいところですが、Emacsの終了方法は
「C-x C-c」で、C-xはCtrlキーとxの同時押しの意味で、つまりはCtrl+x の次にCtrl+cを押すと終了できるという事です。

以上Emacs初心者の自分が、こんな簡単なことを実現するために困ったことをまとめました。