base16-vimとNeoSolarizedの間の子を作った


はじめに(経緯)

かねてよりSolarizedカラースキームを愛用していましたが、設定が面倒でつらくなった(特にターミナルのVim)ので、ターミナルとVimのカラースキームを1コマンドで設定・連動してくれる超便利ツールbase16-shellbase16-vimを導入しました。これが本当に便利で、これから愛用していこうと思っていたのですが、同梱されているSolarizedは配色が少し変でした。

自力で直すのは大変そうだったので、base16-vimをフォークし、正しい配色を提供してくれているNeoSolarizedからカラースキームのファイルを抜き出し、配色のおかしいファイルを置き換えました。

動作例

カラースキームを1コマンドでサクサクと切り替えられています(本家の機能そのまま)。そして、本フォークの目的であるSolarizedの美しいカラースキームが正しく設定されています。

本フォークの導入方法

base16-shellのインストール・設定を行う

  1. 以下のコマンドを実行

    インストール用コマンド
    git clone https://github.com/chriskempson/base16-shell.git ~/.config/base16-shell
    
  2. BashまたはZshをご利用の方は以下のスクリプトを~/.bashrcまたは~/.zshrcに貼り付ける

    ~/.bashrc(~/.zshrc)
    # Base16 Shell
    BASE16_SHELL="$HOME/.config/base16-shell/"
    [ -n "$PS1" ] && \
       [ -s "$BASE16_SHELL/profile_helper.sh" ] && \
          eval "$("$BASE16_SHELL/profile_helper.sh")"
    
  3. Fishをご利用の方は以下のスクリプトを~/.config/fish/config.fishに貼り付ける

    ~/.config/fish/config.fish
    # Base16 Shell
    if status --is-interactive
       set BASE16_SHELL "$HOME/.config/base16-shell/"
       source "$BASE16_SHELL/profile_helper.fish"
    end
    

Vim(NeoVim)の設定

  1. .vimrcまたは.config/nvim/init.vimに以下のスクリプトを貼り付ける

    ~/.vimrc(~/.config/nvim/init.vim)
    "           〜省略〜
    
    call dein#add('matoruru/base16-vim')
    
    "           〜省略〜
    
    if filereadable(expand("~/.vimrc_background"))
      let base16colorspace=256
      source ~/.vimrc_background
    endif
    
    "           〜省略〜
    

参考

本家様
- chriskempson/base16-vim
- icymind/NeoSolarized

今回のフォークリポジトリ
- matoruru/base16-vim