【Docker】 nodemonを使ってjsファイルの変更を反映させる no.17


こんにちは、まゆみです。

Dockerについての記事をシリーズで書いています。

前々回の記事から3記事連続で『-v』オプションについての記事を書いてきました。

-v でバインドマウントしたら、htmlファイルの変更がイメージをrebuildすることなしに反映されることは、こちらの記事に書かせていただきました。

ただ、jsファイルの変更は-vオプションで、バインドマウントしても即、反映されません。(nodeではなく、nodemonを使わない限り)

今回の記事では、nodemonを使ってContainer を実行するにはどのようにDockerfileを書かなければいけないのか、書いていきます

ではさっそく始めていきます。

nodemonを使う

nodemon とはソースを監視して、自動でサーバーを再起動してくれるツールになります。

ソースコードに変更が加えられたら、nodemon自らがその変更に気づいてくれて再起動してくれるのです。

package.jsonに書き加えること

では、nodemonをContainerで使うのに必要な事項をpackage.json に書き加えていきます

"devDependencies": {
    "nodemon": "2.0.4"
  }
"scripts": {
    "start": "nodemon server.js"
  },

これらのコードをpackage.jsonに書き加えると下記のようになります。

そして、package.jsonが変更された後saveしてください。

Dockerfileを書き換えるところ

では次にDockerfileを書き換えていきます

CMD ["npm","start"]

上記のコードが意味するのは、Containerを起動させるとき、package.json"の中の"scripts"にある"start"で指示しているファイルを使ってくれということになります

WSL2をWindowsで使っている方への注意点

WSL2を使っている方の場合、上記のようにDockerfileやpackage.jsonを書き換えても、jsファイルの変更が即反映されるようにはなりません。

 "scripts": {
    "start": "nodemon -L server.js"
  },

package.jsonを上記のように書き換えてください。

『-L』が必要になります。

jsファイルの変更がrebuildしなくても反映される

jsファイルにconsole.log()を書き加えて、その中のテキストを変更してみました。

docker logs <container ID>

を使うとコンテナからログを取得できます

まとめ

今回の記事はここらへんで締めくくらせていただきます。

お役に立てれば幸いです。