Unityで便利なイメージエフェクトシステム Post Processing Stack を使う方法


はじめに

UnityでPost Processingを使う方法です。
全体の流れを見てわからないところは詳細な手順でご確認下さい。
今回は例として画面全体をぼかしてみます。

Unity 2017.3 で確認。

全体の流れ

  1. Post Processing Stack をAssetストアから入れる
  2. カメラに Post Processing Behaviour を追加
  3. Post-Processing Profile を作成し,3. に適用
  4. Post-Processing Profile を調整

詳細な手順

アセットストアからPost Processing Stackを取ってくる

1. アセットストアを開く

2. Post Processing Stack を ダウンロード

上の検索欄に Post Processing Stack と入力して検索してAssetを探し出し,ダウンロードをクリックします。

ダウンロードが完了するまでしばらく待ちます。

3. Post Processing Stack を インポート

ダウンロードが完了したらプロジェクトにインポートしていきます。
まずはインポートをクリックします。

少し待つと Import Unity Package が表示されるので Import をクリック。

ImportとHold Onが完了するまでしばらく待ちます。

途中で API Update Required が出てきてAPIの更新を要求されるかもしれませんが,その場合は一応バックアップを取ってから I Made a Backup. Go Ahead! をクリックして下さい。
(終了すると Finished updating scripts / assemblies とコンソールに表示されます。)

これらが終了すると Projectビュー に PostProcessing というフォルダが追加されます。

Post Processing Stack を適用する

ここから,Post Processing Stack を適用してエフェクトをかけていきます。

1. Post Proccessing Behaviour を追加

  1. Main Camera を選択
  2. Add Component
  3. post と検索
  4. Post-Processing Behaviour をクリック

2. Post-Processing Profile を作成

  1. Projectビューで Create をクリック
  2. Post-Processing Profile をクリック
  3. 適当に名前を付ける

今回はそのままの名前にしました。
必要な場合はファイルの場所も変更して下さい。

4. 生成したProfileの適用

  1. Main Camera を選択
  2. 先程追加した Post Processing Behaviour の Profile に 先程生成したプロファイルを紐づけ

5. Profile の変更

ここからは, Profile を変更することで効果を付けていきます。

  1. 先ほど作成した Post-Processing Profile を選択
  2. Inspectorビューでエフェクトを調整

各項目の内容に関しては 公式ドキュメント - Post Processing Stack を参照して下さい。

ためしに 被写界深度 を変更することで画面全体にぼかしをかけてみます。

  1. Depth Of Field にチェックを入れる
  2. Focus Distance を 0.1 に変更する

カメラの焦点距離が変更され,画面全体をぼかすことができました!

以上です。

参考

公式ドキュメント - Post Processing Stack