AWS Honeycodeを評価してみる


いつも忘れないように、コンセプトから。

コンセプト

・お金かけてまでやりたくないのでほぼ無料でAWSを勉強する
 →ちょっとしたサービスを起動すると結構高額になりやすい。
・高いレベルのセキュリティ確保を目指す
 →アカウントを不正に使われるととんでもない額を請求されるので防ぐ

今回はAWSのHoneycodeを試してみたので、その評価をまとめます。

簡単な流れから

まず、Honeycodeのアカウントですが、AWSのアカウントとは別になっています。β版なので、正式版になると統合されるかもしれませんが、現状では全く別です。なので、Honeycodeにアクセスして新規アカウントを作成するひつようがあります。

作成すればサインインすることができます。現状ではAWSアカウントのようにMFAなどの設定はできないようです。

サインインしたあとはすぐにアプリを作ることができます。感覚を掴むためにまずはサンプルを作ってみましょう。画面ではToDoリストを選んでいます。

すぐにサンプルアプリが展開されます。HoneycodeはTables、Builder、Automationsという3つのセクションに分かれています。TablesはDBみたいな感じのスプレッドシートです。現状RDSとかは使えないようですが、すぐに使えるようになるでしょう。TablesはDB+Excelのような感じですね。

Builderが実際の画面です。Web形式とモバイルの両方が既にあります。画面設計をしつつ、Tablesから値を取ってきたりします。

Automationsは自動で何かをさせるような処理ですね。cronで何か仕込んだり、連携に使ったりする感じです。ここも現状ではメール転送くらいしかないですが、すぐにAWSのサービスと連携されていくと思います。Slackもすぐに使えるようになるんじゃないかとも思います。

流れはこれだけです。超簡単。

モバイルからアクセス

では、モバイルからアクセスします。スマホにHoneycodeのアプリをインストールして起動します。

そうすると、同じようにIDを入れる画面になります。

サインインすると作成済みのアプリを選べるので、サンプルで作成したTodoを呼びます。モバイルからは今のところ使うだけです。ADD TASKボタンを押すとタスク追加できます。実際にPCのブラウザから開発画面として入ると、先ほどのスプレッドシートにデータが入ります。

ちなみに、スプレッドシートはマルチバイト対応されていて、ちゃんと日本語も入りました。あと、モバイルからブラウザー経由でアクセスしても、開発画面には入れませんでした。この辺は現状の仕様だと思います。個人的にiPadから開発できるといいなと思ったんですが、ダメでした。

こんな感じでちょっとしたアプリを作るのは非常に楽です。スマホで使う場合もHoneycodeのアプリを入れるだけで簡単に使えます。ちなみに、ちょっと試した感じではインターネットアクセス前提で、オフラインでは使えません。試しに機内モードにすると、ネットワーク接続できないので確認するように促されます。

現状ではβ版という感じですが、AWSのサービスを考えると非常に魅力的ですし、将来性も感じます。有償版になるとLambda連携もできるようなので、今後試していきたいと思います。

 
 
 
※追記
コミュニティの記事で便利そうなものを追記しました。
https://qiita.com/auf/items/b3a239adda19f7d8079f