AutoScalingのスケールイン対象をコントロールする場合に注意すべきRebalancing
背景
何かしらの解析サーバとしてEC2を利用しAutoScaling構成をとる場合、解析が終了したものから順次スケールインさせたい時がある。そのままだと一番古いものなどの条件でしか対応できない。解決策の一つとしてterminateを各EC2自身に行わせる場合にはAZの再分散に注意する必要がある。
わかったこと
Auto ScalingはRebalancing(再分散)といってAZの偏りを修正するための機能がある。
https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/auto-scaling-benefits.html
suspend-processes
コマンドを打ってやるとRebalancingを停止することができる。
(その他、オプション指定により種々の機能を選択することが可)
https://docs.aws.amazon.com/cli/latest/reference/autoscaling/suspend-processes.html
やってみた
9個のインスタンスを持つAuto Scaling Groupを用意し、3つのAZに3インスタンスずつ用意。
まずは何もしない状態で、AZがアンバランスになるように3つのインスタンスを以下のコマンドでterminate。
このコマンドは、インスタンスをterminateすると同時にdesired capacityをデクリメントしてくれる。
$ aws autoscaling terminate-instance-in-auto-scaling-group --instance-id INSTANCE_ID --should-decrement-desired-capacity
数秒のうちに新規のインスタンスが立ち上がり、その後1つのインスタンスがterminateされることでアンバランスなAZが修正された。
ここで、再度9台に戻してから今回知ったコマンドを打ってから同じことをリトライ。
確かにAZの偏りは維持された。
$ aws autoscaling suspend-processes --auto-scaling-group-name ASG_NAME --scaling-processes AZRebalance
この設定状態はAuto Scalingの詳細の欄の停止したプロセス
から見ることができる。
Author And Source
この問題について(AutoScalingのスケールイン対象をコントロールする場合に注意すべきRebalancing), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/Kept1994/items/b76705c5a6c4a256473a著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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