DockerでWekanを使う


初めに

AWS EC2のDocker上でWekan(かんばん式管理ツール)を作成する手順のメモ書きです。

こういうの。

基本的には
https://github.com/wekan/wekan/wiki/Install-Wekan-Docker-in-production
を参考にしてます。

インストール手順

Dockerのインストール

sudo yum install -y docker
sudo pip install -U docker-compose

Dockerのサービスを起動する

sudo service docker start

Wekanをインストール

Wekan用ユーザーの作成

sudo useradd -d /home/wekan -m -s /bin/bash wekan
sudo usermod -aG docker wekan
sudo passwd wekan
New password:適当なパスワードを設定

Wekan用のDockerコンテナ定義ファイルを作成

sudo -u wekan vi /home/wekan/docker-compose.yml

中身は↓こんな感じで。環境が出来ると、http://(AWS EC2のIPアドレス):8081で接続出来るようになります。

wekan:
  image: mquandalle/wekan
  restart: always
  links:
    - wekandb
  environment:
    - MONGO_URL=mongodb://wekandb/wekan
    - ROOT_URL=http://localhost:8081
  ports:
    - 8081:80

wekandb:
   image: mongo
   volumes:
     - /home/wekan/data:/data/db

Wekan用のDockerコンテナ初回起動

su - wekan
docker-compose up -d

これでWekanコンテナのダウンロードと初期設定が完了します。
らくちん!

確認

とりあえず
http://(AWS EC2のIPアドレス):8081
に接続してみます(AWS EC2のセキュリティグループから8081ポートを開けるのを忘れずに)。

以下の様な画面が表示されていれば完了です。

おまけ

アクティビティをメールで飛ばす

docker-compose.ymlに「MAIL_URL」の値を追加する。

su - wekan
vi /home/wekan/docker-compose.yml
¦
省略
¦
  environment:
    - MONGO_URL=mongodb://wekandb/wekan
    - ROOT_URL=http://localhost:8081
    - MAIL_URL=smtp://user:[email protected]:25
  ports:
    - 8081:80
¦
省略
¦
docker-compose up -d

以上。
※ただし、現時点(v0.10)ではメール通知機能が不完全です(例えばカードに書き込んだ内容の通知だとか)。次バージョンのv0.11で実装予定らしい。

URLを変更する

docker-compose.ymlの「ROOT_URL」の値を変える。