Railsの新規プロジェクトを指定のRubyバージョンで作成する。


はじめに

久しぶりにRailsの新しいプロジェクトを作成するに当たり、Rubyバージョンを最新のものを利用しようとしてつまずいたので、今後の自分のためにも記事として残しておく。

環境

・rbenvはすでにインストールされているものとする。
https://qiita.com/Alex_mht_code/items/d2db2eba17830e36a5f1
・macOS
Catalina

1. プロジェクトを運用するディレクトリを作成する。

$ mkdir app_name
$ cd app_name

2. Rubyのバージョンを最新にする。

現在使用しているバージョンを確認する

$ rbenv versions

  system
  2.5.1
* 2.6.5

以下のコマンドでインストール可能なバージョンリストが表示される。

$ rbenv -l

インストールしたいバージョンがない場合は以下のコマンドでアップデート
(2019/12/29時点では安定の最新バージョンは2.7.0)

$ brew update
$ rbenv install 2.7.0

インストールが完了すると以下のように表示が増える

$ rbenv versions

  system
  2.5.1
* 2.6.5
  2.7.0

現在はバージョン2.6.5が指定されているので、2.7.0を指定する。
このときコマンドが以下の2パターンあるので使い分けてください。

$ rbenv local 2.7.0 これは現在のディレクトリのプロジェクトのみに適用。
$ rbenv global 2.7.0 その他のプロジェクトのバージョンも全てに適用。

僕は別のアプリを2.6.5で作っているのでlocalで実行。

3. Railsのプロジェクトを作成する。

$ bundle init

Gemfileが生成される。
開いて以下のように編集

# gem rails  → gem rails (コメントアウトを外して保存)
$ bundle install

ここでオプションを付けるかどうかも議論はありますが、プロジェクトが多くなってきてスキルが上がってきたときに考えたほうが理解できると思います。
ざっくりとした説明としてはオプションを付けたほうが容量を節約した運用ができるよということ。

以下のコマンドでプロジェクトを作成。DBの選択などオプションはありますが、シンプルに作っていきます。

rails new .

Gemfileを上書きするか聞かれるのでyを入力し、return。

今回は以下のメッセージが出たので対応。

Yarn not installed. Please download and install Yarn from https://yarnpkg.com/lang/en/docs/install/

こちらを参考に。
https://qiita.com/libertyu/items/1eb74adc817ab8971100
以下のコマンドを実行。

$ brew install yarn

続いて

$ rails webpacker:install

これで準備OK! 以下で起動!

$ rails s

以下にアクセスして起動を確認。
http://localhost:3000/

まとめ

一つ一つのコマンドの意味を理解してくことは、とても大切です。
一方で、完璧に理解して進むことは時間がいくらあっても足りません。
今回はコマンド入力しただけで進んだ、次回はそのうちの一つのコマンドについて調べて理解が進んだ状態で進んだというように
毎回毎回少しずつ学習していくことがいいのではないかと考えています。

もし、上記のコマンドでうまく行かなかった際はつまずいた箇所を指摘していただけると幸いです。
共に頑張っていきましょう!