GitHubでプライベートリポジトリが無償で無制限に使用できるようになった


謎の組織ギフハブから謎の発表がありました。

ぶっちゃけITMediaの記事の方が情報量が多かったりするのですが、以下はGitHubのCEONat Friedmanによる公式ブログ、New year, new GitHub: Announcing unlimited free private repos and unified Enterprise offeringの日本語訳です。

New year, new GitHub: Announcing unlimited free private repos and unified Enterprise offering

本日、開発者がGitHubをより利用しやすくなるために、二つの大きなアップデートを発表します。
無制限の無償プライベートリポジトリと、よりシンプルで統合されたエンタープライズ製品です。

GitHub Free

GitHub Freeは無制限のプライベートリポジトリを含みます。
無償開発者は初めてGitHubにプライベートなプロジェクトを作ることができ、またコラボレータは最大3人まで無償で使用可能です。
多くの開発者はプライベートリポジトリを使って仕事に応募したり、サイドプロジェクトに取り組んだり、あるいは公開する前に秘密で何かを試したいと考えています。
今日から、それらのシナリオやより多くの色々なことが、GitHubでノーコストでできるようになります。
公開リポジトリはもちろん無償のままで、こちらはコラボレータも無制限です。

GitHub Enterprise

GitHub Enterpriseは、Enterprise Cloud(以前はGitHub Business Cloudと呼ばれていた)とEnterprise Server(以前はGitHub Enterpriseだった)を統合した新しい製品です。
クラウドもしくはセルフホスト構成でGitHubを使用したい組織は、片方の価格で両方ともに使えるようになりました。
さらにGitHub Connectを使うと両者を安全にリンクさせることができ、開発者が両方の環境でシームレスに開発できるハイブリッドオプションを提供します。

Learn more

GitHub Pro(以前のGitHub Developer)、およびGitHub Teamももちろん利用可能で、プロフェッショナルのコーディングやコラボレーション機能を必要とする開発者、チームが利用することができます。
そしてもちろん、オープンソースのコントリビュータはGitHub Teamの無償バージョンを使って、公開リポジトリであらゆる作業を行うことができます。

初めてコードを触ってみようとしている学生、世界中に開発者を抱えているエンタープライズリーダー、オープンソースのメンテナ、みんなにとって、GitHubがコーディング、共同作業、そして開発者同士のコミュニケーションを行うのに最適な場所にしたいと思っています。
本日の発表はGitHubの将来へ向けての大きな投資であり、我々はみんなが2019年に何を築いていくのか楽しみにしています。

フィードバックがあればTwitterにください。

使ってみた

だいぶ放置してるリポジトリにpushしてみました。
自分から見ると草が生えています。

しかし周囲からは活動が見えないようになっています。

設定からプライベートリポジトリの活動を見せられるようにもできるので、中身は見せたくないけど草を生やしたい人は変更するとよいでしょう。

感想

必要があるのだったら月7ドルくらい払えよって思うのですが、そんなに使ってる人が少なかったんでしょうかね。
それにしても無制限はやりすぎな気がするのだがどうなんだ。
10か20に制限とかの方がよかったような気がしないでもない。
少なくとも個人ユーザにとっては課金する意味が全くなくなってしまいましたね。

個人ユーザの課金は元々切り捨ててもかまわない程度しかなかったのか、それとも、シェアやソースを集めることに課金以上のメリットがあると判断されたのか、いったいどちらなのでしょうね。

昨年のGitHubはMicrosoftによる買収が話題になり、一時はみんなGitLabへ移ってるとかいう話もありましたが、総合的には全く影響ないレベルだったみたいです。
私は最初からAWSよりAzure使ってるタイプなので全く気にしなかったのですが。

今年のGitHubは、これまでよりももっと成長していくことでしょう。