MySQLのrootにパスワードを設定した後、rails sが出来なくなる問題を解決する方法


問題

MySQLにrootパスワードを設定した後に、rails sをしようとするとMySQLにアクセスする事が出来ずに

ERROR 1045 (28000): Access denied for user 'root'@'localhost' (using password: NO)

が出てきてしまって困ってる方、僕だけじゃないはず。

自分は約三日間苦しんだのですが、先輩の方々に色々と教えてもらい何とか解決する事が出来ました。
今回はその解決方法を書いていきます!!

まずはconfig/database.ymlを開く

config/database.yml

default: &default
  adapter: mysql2
  encoding: utf8
  pool: 5
  username: root
  password:
  socket: /tmp/mysql.sock

ここで注意!!

やってはいけない例
config/database.yml

default: &default
  adapter: mysql2
  encoding: utf8
  pool: 5
  username: root
  password: あなたのMySQLrootパスワード(例:aiueo1234
  socket: /tmp/mysql.sock

defaultのpasswordの所に直接自分のパスワードをdatabase.ymlに書いてしまうのは絶対にやめましょう。確かにこれでrails s出来るようになるのですが誤ってGitHubにコミット、プッシュしちゃった時に自分のパスワードを悪用されてしまう危険性があります。

したがって、今回は環境変数と呼ばれるものを使用します。
だいぶざっくり説明すると環境変数とはコンピュータ自体が持てる変数のようなものです。

config/database.yml

default: &default
  adapter: mysql2
  encoding: utf8
  pool: 5
  username: root
  password: <%= ENV['RAILS_DATABASE_PASSWORD'] %>
  socket: /tmp/mysql.sock

passwordに<%= ENV['RAILS_DATABASE_PASSWORD'] %>を記入!
これで環境変数を利用する下準備が出来ました。
後は肝心の環境変数自体をターミナルで定義するだけです!

ターミナルを開く

ターミナル
 $

ディレクトリはホームディレクトリ(〜)でやります!

「vim .bash_profile」と打ち込む

ターミナル
 $ vim .bash_profile

enterを押して画面が切り替わったら
⓵ 「i」を押してインサートモードへ
⓶ export RAILS_DATABASE_PASSWORD='あなたのMySQLのrootパスワード'を入力
⓷Escキーを押してインサートモード終了
⓸「:wq」と入力して保存&終了

⓶でデータベースのパスワードをbash_profileで定義する事でdatabase.ymlから呼び出せるって事です!

保存&終了が出来たら終了!!!、、かと思いきや
bash_profileは

ターミナルを開き直すか、sourceコマンドで更新しないと反映されない

という性質があるのでターミナルを再起動するか

source ~/.bash_profileを打ち込んで反映させる

ターミナル
$ vim .bash_profile
$ source ~/.bash_profile //これを入力!

特に何も変わってなさそうに見えてしっかり反映されているので気にしなくて大丈夫です。

終了!!お疲れ様です!


無事に動いてくれました!