ZynqBerry > HDMIを使ったBlock Designサンプルを開くまで (ZynqBerry Demo VIDEO/AUDIO Design with video and audio example )


動作環境
Windows 10 Pro (v1909) 
PYNQ-Z1 (Digilent) (以下、PYNQと表記)
Vivado v2019.2 (64-bit)

Vivado

v2019.2用のファイルを使う。
v2019.2はC:\Xilinx_2019.2にセットアップ済とする。
(C:\Xilinxにセットアップしているユーザは以下の「C:/Xilinx_2019.2」は「C:/Xilinx」のままでよい。)

関連

HDMIのサンプル

PYNQを触っている中で、HDMIのFrame Buffer Read IP Coreが気になった。
いろいろ資料を読んでもわからないなか、ZynqBerry用のデザインがあることを知った。

ファイルの使用手順

  1. 「Referenz Design - nur Quellcode (1 Dateien)」のzipファイルを取得
  2. 任意のフォルダに展開
    • 例 (C:\pynq_proj_2020-05-23\2020-06-27_0855_ZynqBerryV20192)
    • zipファイル内のzynqberry3より「下」のフォルダ全部を上記フォルダに展開
      • 以下のフォルダ、など
        • block_design/
        • board_files/
        • console/
        • ...
  3. _create_win_setup.cmdを実行
    • ファイルをExplorerでダブルクリック
    • 「WindowsによってPCが保護されました」と表示される場合
      • 詳細情報、をクリック
      • 実行、をクリック
    • (1) Create minimum setup oc CMD-Files and exit Batchを選択するため「1」
      • 以下のファイルなどが作成される
        • design_basic_settings.cmd
        • vivado_create_project_guimode.cmd
  4. design_basic_settings.cmdを編集
    • 42行目
      • @set XILDIR=C:/Xilinx
      • を以下に変更する
      • @set XILDIR=C:/Xilinx_2019.2
        • Note: フォルダは「\」でなく「/」で記載すること
    • 44行目
      • @set VIVADO_VERSION=2019.2
      • 上記が2019.2であればよい
      • 違うバージョンだとそもそも失敗する
  5. design_basic_settings.cmdを実行する
    • ファイルをExplorerでダブルクリック
    • 実行環境が設定される
  6. vivado_create_project_guimode.cmdを実行する
    • ファイルをExplorerでダブルクリック
    • 「------------ Start VIVADO Script--------------」など表示され、処理が進む
      • ここで止まる場合もある。Enterキーを押すと処理が進む
    • Vivadoが起動して、Block Designの生成まで実行される

生成されるBlock Design

以下のようなデザインが生成される。

補足

vivado_create_project_guimode.cmdを実行したコマンドプロンプトを閉じるとVivadoは終了する。

再度Vivadoプロジェクトを開くときはvivado_open_existing_project_guimode.cmdを実行するようだ。