AWS初心者が覚えておく用語集


IAM(アイアム)

AWS上のサービスを操作するユーザーとアクセス権限を管理するのがIAM(AWS Identity and Access Management)

ユーザーがアクセスするための認証情報やAWSリソースを制御するための権限を集中管理することができる。

VPC

AWS VPC(Amazon Web Service Virtual Private Cloud)とは、ユーザー専用のプライベートなクラウド環境を提供するサービス。 AWSでは基本的にVPCが必須だが、最初に使うVPCはAWS側が自動的に用意してくれる。

Region(リージョン)

AWSサービスのバックボーンは、「リージョン」と呼ばれる地理的に離れた領域のデータセンター群がそれぞれ接続されることで構成されている。

各リージョンではAWSのサービスがそれぞれ独立して提供されている。
例をあげると、日本には東京リージョン(ap-northeast-1)があり、米国にはバージニア北部リージョン(us-east-1)、オレゴンリージョン(us-west-2)などがある。

AZ(アベイラビリティゾーン)

AZとは、データセンターのこと。各リージョンには複数のデータセンター(AZ)が置かれており、システムを複数のAZに置くことができる(Multi-AZと呼ばれる)。
AZには固有の名称が付けられており、東京リージョンでは4つのAZが提供されている。

サブネット

サブネットとは、ある1つの大きなネットワークの中をさらに小さく分割した小規模ネットワーク=ネットワークの範囲のこと

サブネットは「サブネットマスク」という考え方で分割を行いその範囲を示す。IPアドレスとサブネットマスクを組み合わせることで、ネットワークの範囲(サブネット)を指定することができる。(例:172.16.0.1 / 255.255.255.0 など)

インターネットゲートウェイ

VPCからインターネットへ接続するための接続ポイント。

EC2

Amazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)とは、AWSが提供する「仮想サーバー」のこと。

EC2を用いてLinuxWindowsなどさまざまなOSの仮想サーバーをすぐに実行環境を用意することができ、また複数の仮想サーバーを立てることもできる。

Instance(インスタンス)

AWS クラウドに立てられた仮想サーバーをインスタンスと呼ぶ。EC2やRDSなどの仮想サーバーを数える時に単位として使われる。

EC2はサービス名。自分たちで立てたサーバひとつずつのことを“インスタンス”と呼ぶ。

RDS

Amazon RDS(Amazon Relational Database Service)はAmazonの提供するリレーショナルデータベースサービス。

MySQLやPostgreSQL、Oracle、SQL Serverなど多くの種類のデータベースを、管理画面から設定するだけで構築・設定して利用できる。

EBS

Amazon EBS(Amazon Elastic Block Store)は、AWS上で操作できる仮想ディスク
管理コンソールからEBSボリュームを作って、それをサーバーインスタンスへ接続、切断できる。
接続することをアタッチ、切断をデタッチと呼ぶ。

S3

AmazonS3(Amazon Simple Storage Service)は、Amazonが提供するストレージサービス

バケットと呼ばれるリソース(入れ物)にデータを保存する。S3は非常にコストパフォーマンスに優れたストレージサービスで、保存できるデータ容量に上限がない。

CloudWatch(クラウドウォッチ)

Amazon CloudWatchは、AWSが提供する「フルマネージド運用監視サービス」で、AWSの各種リソースを監視してくれるサービス

異常が生じた時にはそれをアラートで知らせるだけではなく、自動復旧も可能で、AWS上で監視を行う際には欠かせない存在。

Elastic IP

パブリックIPを固定化するための仕組み。
※EC2インスタンスに割り当てられるパブリックIPアドレスはデフォルトで動的に割り当てられ、起動し直すたびに変更される。

参考記事

AWS入門 初心者が覚えておくべきAWSの基本
AWS用語解説