【UE4・UE5】視差マッピングでサクッとグレイちゃんの目を美しくしてみる


はじめに

今回は視差マッピングを制御するBumpOffsetというマテリアルノードを使ってキャラクターの目を印象的にできるかも!という内容です。

▼オリジナル

▼実装後

目に立体感が生まれ少しリッチに見えます。
BumpOffsetというノードはテクスチャのUVに作用し、カメラからの距離に応じて”ずらす”ことでまるで深度があるように錯覚させることができる機能です。
詳しくはヒストリアさんが解説しているのでそちらをご覧いただければさらに理解が深まると思います

今回はEpic公式アセットのShowdown_VR_DemoのM_Shop2Glass_01を参考に組みました。

実装してみる

①素材の作成

オリジナルの目のマテリアルを見てみると一枚のマテリアルを適応して行っていることがわかります。

視差マップを利用するには視差を起こすためのレイヤーを分ける必要があります。
今回は、白目とカラー・虹彩・瞳孔・ハイライトの4枚に分解して適当に描いてみました。
作成したサンプル素材は記事の一番下に貼っておきますので試したい方はDLしてみてください。
▼白目とカラー

▼虹彩

▼瞳孔

▼ハイライト

②マテリアルの作成

全体像

▼瞳孔と虹彩


▼白目

▼ハイライト



マテリアルインスタンスを作成すると各種項目が設定できます。
お好みの視差感やカラーを調整して理想的な目玉おやじをつくりましょう!

さいごに

いかがだったでしょうか。
BumpOffsetを使いこなせれば軽量にリッチな表現を増やすことができます。
キャラクター以外でも、銃を撃った後の弾痕や爆発でえぐれた感を出したりといった応用もできますので
ぜひチャレンジしてみてくださいね!

今年もUE4や5向けの記事をかいていく予定です。
皆さんの応援が投稿のモチベーションになりますので、
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それではよきゲーム開発を

サンプルテクスチャ

▼白目

▼虹彩

▼瞳孔

▼ハイライト