AWSでアプリをデプロイするときに使う用語備忘録


はじめに

物の本によると「備忘録」とは「忘れた時のために要点を書きしるしたもの」を指すそうです。
本記事は一週間前に初めてAWSにアクセスした初学者が、無数に飛び交う未知の横文字を書き留めた備忘録です。
各用語に関する説明は初学者の私でも理解できるように噛み砕いていますが、不十分であったり誤っている場合はコメントにて訂正や補足をしていただけると幸いです。

用語一覧

VPC

Virtual Private Cloudの略です。サーバーやネットワーク機器などを物理的な機器ではなく、仮想空間上でネットワークを構築するものです。

EC2

Elastic Computer Cloudの略です。CPUやメモリなどが備え付けてある仮想サーバーです。LinuxやWindowsなどのOSをインストールすることもできます。

サブネット

VPC内におけるグループのことです。外部に公開するもの(public)としないもの(private)で分けるために使います。

Webサーバー

ブラウザやアプリからのリクエストに対し、HTMLやRubyの実行結果を返すサーバーです。サーバーはServer(提供者)という意味です。ラテン語で奴隷を意味するservusから来ているそうです。

踏み台サーバー

インターネットからVCP内のリソースに接続するため経由するサーバーです。AWS公式ではbastion(要塞)と呼ばれていますが、いまいちピンときません。

インターネットゲートウェイ

VPC内のネットワークとインターネットを繋ぐ門のようなものです。

NATゲートウェイ

privateなサブネットから外部のインターネットに繋ぐ門です。NAT(ネットワークアドレス変換)を行うことで、外部からはアクセスさせないようになっています。

ルートテーブル

サブネット間やゲートウェイ間の通信経路のことです。

セキュリティグループ

外部からのアクセスを制限するグループ分けのことです。ポート番号、IPアドレスで制限することができます。

ロードバランサー

Webサーバーの負担を減らすために複数のWebサーバーにリクエストを分散するものです。他にもSSLで暗号化された処理を元に戻したり、不正リクエストに対応したりする機能を持ちます。

Amazon RDS

Relational Database Serviceの略です。関連した複数のテーブルでデータを管理するRDB(MySQLやSQLiteなど)を複雑な手続きなしで利用できるサービスです。

Amazon EBS

Elastic Block Storeの略です。Amazonが提供する、データを長期保存するためのストレージです。

S3

Simple Storage Serviceの略です。EBSよりシンプルかつ低コストで利用できるストレージです。

ドメイン名

特定のサーバーを識別するためのIPアドレスを分かりやすくした住所のようなものです。URLにおけるhogehoge.comの部分です。

DNS

Domain Name Systemの略です。ドメイン名からIPアドレスに変換し、サーバーを特定する仕組みのことです。

Route 53

AWSにおいてDNSの役割を果たすサービスです。ちなみにRoute 66はアメリカを横断する重要な旧国道ですが、本サービスとは無関係です。

Amazon SES

Simple Email Serviceの略です。Amazonが提供する、メールの送受信を行う機能を持つサービスです。

キャッシュ

アプリの性能を向上させるための仕組みです。時間のかかる処理によるデータ保存することで、同じ処理を行う際に素早く結果を返すことができます。

Amazon ElastiCache

RedisやMemcachedといったキャッシュが導入された、Amazonが提供するサービスです。

終わりに

以上がAWSでポートフォリオをデプロイするときに使う用語一覧です。まだAWSに触れはじめて間もないので、新たな用語と出会ったり、付け足したくなれば追記していきます。