「python解釈器の拡張と埋め込み」1.9は任意の値を構築する

1828 ワード

1.9構造任意値
Py_BuildValue()関数とPyArg_ParseTuple()は同じで、次のように宣言されています.
 
PyObject *Py_BuildValue(char *format, ...);

Py_BuildValue()関数とPyArg_ParseTuple()関数は同様に、一連のフォーマット単位を識別するが、パラメータ(出力パラメータではなく入力パラメータ)はポインタではなく値でなければならない.関数は、Pythonから呼び出されたC関数の戻り値として適したPythonオブジェクトを返します.
とPyArg_ParseTuple()関数の1つの違いは、PyArg_ParseTuple()は、最初のパラメータがメタグループタイプである必要がある(Pythonパラメータリストは内部で常にメタグループで実現されるため)、関数Py_BuildValue()は、常に1つのメタグループを構築するのではなく、そのフォーマット文字列に2つ以上のフォーマット単位が含まれている場合にのみ、1つのメタグループを構築します.フォーマット文字列が空の場合、Noneが返されます.フォーマット文字列にフォーマット・ユニットが適切に含まれている場合、関数はフォーマット・ユニットによって記述された任意のオブジェクトを返します.フォーマットされた文字列をかっこで囲み、0または1の長さのメタグループを強制的に返すことができます.
例(左が呼び出し、右がPython値):
 
    Py_BuildValue("")                        None
    Py_BuildValue("i", 123)                  123
    Py_BuildValue("iii", 123, 456, 789)      (123, 456, 789)
    Py_BuildValue("s", "hello")              'hello'
    Py_BuildValue("ss", "hello", "world")    ('hello', 'world')
    Py_BuildValue("s#", "hello", 4)          'hell'
    Py_BuildValue("()")                      ()
    Py_BuildValue("(i)", 123)                (123,)
    Py_BuildValue("(ii)", 123, 456)          (123, 456)
    Py_BuildValue("(i,i)", 123, 456)         (123, 456)
    Py_BuildValue("[i,i]", 123, 456)         [123, 456]
    Py_BuildValue("{s:i,s:i}",
                  "abc", 123, "def", 456)    {'abc': 123, 'def': 456}
    Py_BuildValue("((ii)(ii)) (ii)",
                  1, 2, 3, 4, 5, 6)          (((1, 2), (3, 4)), (5, 6))