Git LFSで一度でもコミットしたファイルをtrackする方法


背景

基本的に100MB以上のファイルは git push 時にエラーになってしまいます。
今回残念ながら130MBのファイルをアップロードしようとしてエラーになってしまいました。。。
そのときのエラーメッセージで Git LFS を使うように促されるわけですが、すでにコミットしてしまっているファイルを後から git lfs track しても物理ファイルは残ったままなので、やはりpush時にエラーになってしまいます。
いろいろ調査した結果、解決手段としては下記:

  • git reset --soft HEAD^ でファイルを追加する前の履歴まで戻す
    • gitは履歴にファイルが有る限りpushしようとしてしまいます。つまり git rm --cached file してもダメ
  • git lfs migrate import を使って後から物理ファイルをLFSポインターに変換する

今回は後者で解決しました。

$ git lfs migrate import --include="public/heavy.pdf" --everything

すると --include で指定したファイルは下記のようにLFSポインターで書き換えられます。

$ cat public/heavy.pdf
version https://git-lfs.github.com/spec/v1
oid sha256:fd73228fc4e238160a8f7da967b4834aa0b66c30731cdcb889e77c2a362805e3
size 138638207

これでpushすればOK!