技術的負債には利子がつく


技術的負債とは

チームで長く開発していると、どうしてもクソコード技術的負債が積み重なっていきます。
要因としては以下のものが挙げられます。

  • スキル不足でそのやり方しか浮かばなかった
  • 早く終わらせたいからとりあえず動くものを作った
    • 無理な開発スケジュールだったり、大分値切られた業務委託で工数かけたくないときとかになりがち
  • その作り方が慣習になってしまっている
  • 設計の時点でおかしい

そうして積み重なった負債にはしっかり利子がついていきます

利子とは

クソコードなので

  • 可読性が悪い
  • 拡張・改修しにくい

ので、結果として

  • ちょっとした改修でも時間がかかる
  • バグが起きやすくなる

ということで、後々の無駄な工数が利子としてついてきます。

さらにひどい場合、そのクソコードが流用されてしまい、さらに広がってしまう可能性もあります。
特に新しく参画したメンバーの場合、「ここではこういう作り方が慣習」と思ってクソコードを広めてしまう可能性が高いです。

元本をしっかり返す

負債が溜まりに溜まってしまった結果、利子の返済で手一杯になってしまう時が来るかもしれません。
そのままだといつまで経っても負債はなくなるばかりか、増える一方です。
クソコードを根本から淘汰して、負債の元本をしっかり返していくのが大事です。

ご利用は計画的に

元あるソースを改修するのは勇気のいる作業です。
しかし誰かが勇気を持って負債を淘汰しなければ、チームは疲弊していく一方です。
少しずつでもいいからなにかの改修のついでに負債を返済したりして、計画的に返済を止めずに進めていくことをおすすめします。