シェルでタブを押さなくても自動で補完できるようにするauto-fu.zsh


auto-fu.zshとは

シェル操作において、ディレクトリやファイル名を補完をするには、タブキーを押す必要があります。
この時タブを押す行為を無駄だと思ったことはありませんか?

タブを押さなくても自動的に補完をしてくれるのが、auto-fu.zsh です。

たとえば、今のディレクトリの下に test というディレクトリがあるとします。
cd t と入力しただけで、タブを押さなくてもcd test/ という表示まで補完してくれます。

名前の通り、zsh用のツールになります。

auto-fu.zshのインストール

まずはgit cloneを行います。

$ mkdir .zsh
$ cd .zsh
$ git clone git://github.com/hchbaw/auto-fu.zsh.git
$ cd auto-fu.zsh
$ git checkout -b pu origin/pu

ブランチを切り替える理由は、シェルを起動したときに以下のメッセージが出ることを防止するためです。

Cannot rebind backward-kill-word: user:backward-kill-word-match
Cannot rebind kill-word: user:kill-word-match

次に .zshrcauto-fu.zsh の読み込みを記載します。

source $HOME/.zsh/auto-fu.zsh/auto-fu.zsh
function zle-line-init(){
    auto-fu-init                                                                                           
}                                                                                                             
zle -N zle-line-init                                                                                          
# 「-azfu-」を表示させないための記述                                                                              
zstyle ':auto-fu:var' postdisplay $''