【10章】Javaを学ぼう


今回の記事では、メソッドとクラスについて中心に書いていきたいと思います。私自身のアウトプットの場になりますので、よろしくお願いいたします!

メソッドについて

メソッドとは、何らかの処理を割り当てた部品です。Javaのファイルを実行すると、自動的にmainメソッドが実行されます。mainメソッドの処理をメソッドに切り分けると、mainメソッドが各メソッドに指示を出し、各メソッドが個々の処理を実行するという構造になります。

メソッドの定義について

Main.java
public static void メソッド名() {                 
  実行する処理;
}

「public static void」の部分はまだ定型として覚えておきます。メソッドの名前は好きに付けることができますが、処理の内容が想像できるような名前をつけるのが理想です。

メソッドの呼び出しと定義場所について

Main.java
class Main {
 public static void main(String[] args) {        //①mainメソッドが呼ばれる
  hello();                                       //②mainメソッドの中で、helloメソッドが呼ばれる
 }
 public static void hello() {                    //③helloメソッドの中で、System.out.println("Hello World")が実行される
  System.out.println("Hello World");
 }
}

出力結果↓

コンソール
Hello World

上図はhelloというメソッドを定義し、mainメソッドでhelloメソッドを呼び出しています。メソッドはクラスの中に定義します。クラスの中に定義しないとエラーになりますので気をつけましょう。メソッドを呼び出すためには、メソッド名()とするだけです。

引数について

引数とはメソッドに与える追加情報のようなものという認識て大丈夫です。メソッドを呼び出すときに、一緒に引数を渡すと、メソッドの中でその値を利用することが可能です。

Main.java
public static void メソッド名(データ型 変数名) {                 
  実行する処理;                //仮引数
}

メソッドに引数を渡すには、まず引数を受け取れるメソッドを定義しなければなりません。そのためには、メソッドの定義部分で、引数を受け取るための箱となる変数(仮引数(かりひきすう))を指定します。仮引数は、変数定義と同様に、データ型を指定する必要があります。

メソッドに引数を渡す

Main.java
class Main {
 public static void main(String[] args) {       
  hello("Mia");                                       
 }
 public static void hello(String name) {     
  System.out.println(name + "さん、おはようございます");
 }
}

出力結果↓

コンソール
Miaさんおはようございます

メソッドに引数を渡すには、メソッド名(引数)としてメソッドを呼び出します。渡された引数は、メソッドの仮引数で指定した変数に代入され、その変数はメソッドの処理の中で用いることができます。

複数の引数

引数は複数渡すことも可能です。メソッドが複数の引数を受け取るためには、仮引数をコンマ(,)で区切って定義します。また、引数は左から順番に「第1引数、第2引数・・・」というように呼びます。

Main.java
public static void メソッド名(データ型 変数名1, データ型 変数名2) {                 
  実行する処理;                //第1引数        //第2引数
}

それでは、実際にメソッドに複数の引数を渡してみます。

Main.java
class Main {
 public static void main(String[] args) {       
  printPrice("ハンバーガー",500);
  printPrice("オレンジジュース",150);                                     
 }
 public static void hello(String item, int price) {     
  System.out.println(item + "は" + price + "円です");
 }
}

出力結果↓

コンソール
ハンバーガーは500円です
オレンジジュースは150円です

仮引数は任意に順番を決められますが、メソッドを呼び出すときは、仮引数の順番通りに引数を渡さなければなりません。
下図を見てください。

Main.java
class Main {
 public static void main(String[] args) {       
  printPrice(500, "ハンバーガー");                                     
 }
 public static void hello(String item, int price) {     
  System.out.println(item + "は" + price + "円です");
 }
}

引数を渡す順序が反対になっています。
その結果、String型の仮引数に整数を入れようとするので、エラーになってしまいます。

以上がメソッドとクラスについての記事になります。次章では戻り値を中心に記事を書いていきたいと思います。
よろしければご覧になってください!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!