Django を起動しないで画面テンプレートを開発する方法


目的

前回:Chrome拡張を使って Django を起動せずにテンプレートのデザインを確認する方法

テンプレートを静的ファイルとして使っている場合(埋め込みタグ無しの場合)限定で、Djangoを起動せずローカルWebサーバだけでhtmlの確認をする方法です。前回と違いウェブサーバが必要になりますが、JavaScriptも読み込むのでデザインの確認だけでなく通常の開発にも使えます。

作業手順

・templatesディレクトリとstaticディレクトリを同一の親ディレクトリの配下に配置する

project_dir
└app_root
  ├templates
  └static

・テンプレートファイル内のstaticリソースへのリンクを、{statc}タグを使わずにルート相対パスで直接「/static/js/main.css」のように書く。

・ローカルWebサーバで、親ディレクトリをサブドメインのルートとして公開し、テンプレートファイルにアクセスする

Djnago起動時のstaticリソースへのパスと、ローカルWebサーバへ直接アクセスしたときのパスが同一になるため、直接テンプレートにアクセスした場合でもstaticリソースが参照されるようになります。

Djangoが無くても開発を進められるので、templatesとstaticディレクトリはフロントエンドエンジニアの管轄として仕事を分業することができます。

参考

Creating a SPA in Django
http://www.adamwester.me/blog/creating-a-spa-in-django/