Swift 2.0 入門① (Xcode編)


概要

2016年9月にSwiftの3系が出るそうなので、それまでに2系を復習したいと思い再入門。
SwiftやXcodeを使った事がない人でも要点を理解してもらえる様に重要なキーワードを中心にまとめます。

アプリの種類

iPhone -> iPhone アプリ
iPad -> iPad アプリ
両方 -> ユニバーサル アプリ

アプリ開発の流れ

① 企画

  • どんなアプリを作るのか考える
  • 作るアプリを利用すること課題を解決できる人がいるかを考える。
  • 開発の優先順位を決めておく。
    • どの機能が一番いるか。
    • 色々追加したくなるが、何が一番大事かをしっかり決めておく。

② 制作

  • デザインの検討・画面パーツの作成
  • 目的の機能を実現するアプリの使い方・ビジュアルを検討する。
  • 紙ベース->プロトベース

③ 開発

  • プログラミング
  • 実開発。
  • デザインの反映・機能の実装

④ テスト

  • 正常に動くかを試す
  • 実機テスト
    • iPhone/iPad

⑤ リリース

  • アプリをAppSotreへ公開
  • Appleに提出 -> 審査

⑥ フィードバック

  • 反響への対応・アップデート内容を考える
  • 不具合の修正
  • アプリは、リリースしてから洗練させていく事が重要。

Xcodeの概要

① ツールバー・タブバー

  • StandardEditor
  • AssistantEditor
  • VersionEditor

② ナビゲーターエリア

  • Project Navigator
  • Symbol Navigator
  • Find Navigator
  • Issue Navigator
  • Test Navigator
  • Debug Navigator
  • Breakpoint Navigator
  • Report Navigator

Productsディレクトリ

「Products」ディレクトリには完成したアプリのファイルが保存される。

③ エディターエリア

ナビゲーターエリアで選択した項目によって表示される内容が変化する。

  • コードの入力
  • Storyboardの編集
  • プロジェクトの各種設定項目

④ ユーティリティエリア

  • 上段
    • File Inspector
      • ファイルに関する設定を行う項目を表示するボタン
  • 下段
    • File Template Library
      • よく利用するファイルテンプレートのライブラリ
    • Code Snippet Library
      • よく利用するコードのSnippetが集められたライブラリ
    • Object Library
      • Storyboardで利用する部品が集められたライブラリ
    • Media Library
      • よく利用するメディアリソースが集められたライブラリ
      • 主に画像・音声ファイル

⑤ デバッグエリア

各種デバッグを行うことができる。

シュミュレータ

アプリのスクリーンキャプチャ

  • Edit -> CopyScreenでアプリのスクリーンキャプチャを取得できる。
  • シュミュレータのデバッグメニューでアプリの画像レイヤーで透過されたレイヤーの重なり具合などを確認する事ができる。

アプリの動作スピード

アプリの動作スピードのゴールは、Appleの公式アプリのスピード。

実機テスト

実機テストのポイント

シュミュレータでテスト出来ない部分を中心に確認する。

  • アプリが片手でも操作可能か。
  • 滑らかに動作するか。
  • 全機能が動作するか。
  • 繰り返し操作しても快適に利用できるか。

実機でのテスト環境

Xcode7から通常のAppleIDで開発中のアプリを実機テスト可能になった。

  1. XcodeでAccountを追加
  2. プロジェクトファイルの[TARGETS]を選択して、[General]の[Identity]の項目の[Team]を設定
  3. 初回の実機転送時には証明書と鍵情報を作成する
  4. 実機のTeamが提供したアプリを信頼する。

終わり

最終的には、通信系・データ保存もできる簡単アプリを作成したいと思います。
次回はSwiftの文法的記述をまとめます。