AWS Cost Explorerに渡す、Metricsの値の意味


🔶 Metrics

AWS Cost ExplorerのGetCostAndUsage等に渡すリクエストパラメータには、Metricsというパラメータがあります。

リクエストパラメータ例
{
   "Filter": { 
      "Tags": { 
         "Key": "string",
         "Values": [ "string" ]
      }
   },
   "Granularity": "string",
   "Metrics": [ "string" ],  // <--この値です
   "NextPageToken": "string",
   "TimePeriod": { 
      "End": "string",
      "Start": "string"
   }
}

このMetricsにセットできる値は、マニュアルには以下の7つがセットできるとだけ書かれています。

Valid values are AmortizedCost, BlendedCost, NetAmortizedCost, NetUnblendedCost, NormalizedUsageAmount, UnblendedCost, and UsageQuantity.

それぞれの具体的な意味について問い合わせたところ、以下の通りでした。

🔷 AmortizedCost

リザーブドインスタンスの料金を、課金した日に一気に支払ったとして計算するのではなく、日割り計算で算出した金額。

🔷 BlendedCost

アカウントで使用する、全インスタンスの平均レート×使用率から算出した金額。

🔷 NetAmortizedCost

ディスカウント適用後(EDP割引等)の償却コスト。
ただし、使うにはマスターアカウントによる許可が必要です。

🔷 NetUnblendedCost

ディスカウント適用後(EDP割引等)のコスト。
実際に請求される金額はこちら。
ただし、使うにはマスターアカウントによる許可が必要です。
メンバーアカウントの場合には "UnblendedCost" を使うのが無難です。

🔷 NormalizedUsageAmount

リザーブドインスタンスの正規化係数の合計。

🔷 UnblendedCost

ディスカウント適用前のコスト。
メンバーアカウントで料金を集計する際は、こちらを利用するのが無難。

🔷 UsageQuantity

使用量。

🔶 参考

Cost Explorer を使用したデータの探索