Interop Tokyo2021のSTMの感想


今年度、STMとしてInterop2021に参加してきたので、学生目線でのそこでの体験や次に生かしたいことをまとめていきたいと思います。
ちなみに私は普段、セキュリティイベントなどのネットワークや仮想化基盤の設計・構築・運用に携わっています。

Interop Tokyoとは?

Interop Tokyoは幕張メッセで開催されているインターネットテクノロジーのカンファレンス/展示会イベントです。今年は4月開催でしたが普段は6月中旬に開催しています。カンファレンスや展示会だけでなく、マルチベンダー間の相互接続検証等も行なっています。様々なメーカーやサービスベンダー、通信キャリア、大学などがあつまり、最先端のインターネットの技術やクラウドサービス等の紹介やデモを行っています。

ShowNet

ShowNetは、Interop Tokyoの会期中、イベント会場である幕張メッセにおいてネットワークを構築し、出展ブース、来場者、カンファレンス会場などにインターネットへの接続性を提供するプロジェクトです。ShowNetでは最先端の技術や機器を用いてネットワークを構築されています。

STM

STMは、NOCチームメンバーやコントリビュータメンバーと協力して、ShowNetを実際に構築、運用する作業を行います。具体的には企業に提供するネットワークの品質確認(ドロップチェック作業)、イベントで用いるネットワークのケーブル配線作業、イベント来場者向けのShowNetサービスカウンターでの対応など様々なことを行います。

体験してみて・・・

今回参加してみて多くのことを学べましたが特に感じたのは、自分はもっと色々なことを勉強する必要があるということを強く感じました。STMの活動では、NOCやSTM HotStage組といった豊富な知識を持つ人と触れ合う時間が多く、色々と話をすると自分の理解できない部分の話題が出てきます。こういった自分に知識が足りないことを強く学べたのが今回もっとも意味のあった経験だと思っています。そのため私はなるべくわからない言葉や単語が出てきた際にはその場でメモをしあとで調べると言ったことをしていました。
また、ネットワークという重要インフラを提供する大切さを学ぶことができました。私が今まで作ってきたネットワークでは監視システムでの監視作業はしていましたが、疎通確認作業は2、3回程度しか行なっていませんでした。しかしShowNetの準備を行う期間では何度もドロップチェック作業のような疎通確認作業を有線、無線問わず行なっており、ネットワークを提供し続ける大切さを感じました。

まとめ

今回の経験を通し私は、また来年度参加してみたいと思えるような良い体験になりました。STMでは普段体験できないことを体験できる上、ShowNetのネットワークの理解出来ない部分などを、NOCやSTMの方に質問できるため、STMは自分の知識、コミュニティを広げるのにとても良い機会になると思います。