大学生起業のススメ


岩手県立大学アドベントカレンダー12月17日の記事で投稿してみました。

気付いたら法人代表になっていた

僕はロボットを作るのが得意で大学1年生のころ、ロボット教室を開きたいと思い色んな所にアプローチしていました。
結局昨年度で打ち切りになった岩手県立大学Eプロジェクトという助成事業に私は頼ることになるのですが、そこで30万円支援してもらい、ロボット教室を開講しました。ただ大学としては、経理系で色々手続きを踏むのが大変ということで、渋々NPO法人を設立し、ロボット教室を行うことになりました。NPOになった時には、営業回りに行ってご寄附を募ったことを覚えていますが中々根気のいる作業でした。
それが今では身を結び、そこそこの人数の生徒の入会とロボット教室で参加しているロボット大会での上位入賞という目に見える結果として表れてきています。

僕もロボット作りたい

NPOで法人を設立したときに予想以上に簡単だったことから、自分自身もロボット作る会社が欲しいということで滝沢ロボティクス合同会社を設立しました。9割9分趣味でやってる会社なので儲けは無いですが、(と言うより儲けは全て開発費に回しています)ROSを使用した農業用のロボットを作っています。今までは自分のポケットマネーで開発していたので、生活としてはかなり楽になしました。

会社の設立は実はめちゃくちゃ簡単

合同会社、株式会社に至っては2-3日あれば設立できます。
定款とその他もろもろの書類を作って法務局と、税務署や県税市税の窓口に申請書を出すだけ。
実は書類作成もめんどくさかったので、ここで代行で作ってもらいました。5000円くらい。
https://www.hitodeki.com/

費用比較

種別 設立費用 ランニングコスト(年間)
合同会社 7万くらい 最低7万
株式会社 20万くらい 最低7万(ただし決算公告義務有)
NPO法人 無料 均等割免除申請で無料

金も大してかからない!
自分に給料出さなければまず潰れることは無いですね!!!

大学生に起業を薦める3つの理由

その1 情報系大学生は起業と相性が良い

大学の研究成果をそのまま会社に持ってきやすいという側面があります。(研究室の先生と要相談)
大学と会社の違いは研究するか、社会実装するかというところにあります。大学生起業であればその二つの側面を上手く活用することが出来ますので良いところ取りが出来ます。
逆にせどりとか転売とかアフィリエイトとかでビジネスしたいと思っている人は大学生起業のメリットは無いですね。

その2 経営の経験が出来る

もし事業が失敗してもただの学生に戻るだけなので大して問題はないでしょう。多額の融資を受けるとかなら別ですが。むしろその経験を就活で活かせる可能性の方が高いでしょう。技術の分かる経営者が必要なのと同時に経営の分かる技術者も必要なのです。今年あった東証の障害による記者会見がその良い例ですよね。

その3 バイトや新卒より儲かる可能性はある

岩手の新卒給料は良くても20万前半ですよね。上手くいけばそれより儲かる可能性はあります。自分で給料を決められる訳ですからね。経営者は給与じゃなく役員報酬と言う形になるので、基本的に給料は年額固定にしないといけませんが、前年度儲かればその分出せます。
儲かる見込みが無ければ卒業と同時に辞めてそのまま新卒として、どこかの会社に入社すればいいので、こんなにおいしい話は無いでしょう。最近だと副業okの会社も増えているので、そのまま社長で居続けるのもありでしょう。

フェルミ研究所のりんさんも行動しろといっている

結構大事なことを言ってます。
https://youtu.be/Ev9_RvXRUPg