【AWS】S3のストレージタイプ


プログラミング勉強日記

2021年6月1日

AWSのストレージサービス

タイプ 特徴 耐久性 可用性
STANDARD 通常S3にデータを保存するときに選ぶ。複数箇所にデータをコピーするため耐久性が非常に高い。いつでもデータにアクセスでき、標準的な値段のもの。(基本的には一番高い値段) 99.999999999%(イレブンナイン) 99.99%
STANDARD-IA 標準の低頻度用アクセスストレージ。スタンダードに比べて安い。データの読み出し容量に応じて課金。 99.999999999%(イレブンナイン) 99.9%
One Zone-IA アクセス頻度は低いが、必要に応じてすぐに取り出すデータ向け。複数AZに分かれていないので、可用性は落ちる。バックアップのコピーや一時的なファイル保存向け。 99.999999999%(イレブンナイン) 99.5%
RRS(Reduced Redundancy Storage) 現在、使えるがAWS側は非推奨のストレージ。耐久性が最も低い。一時的なデータを保存する際に使われるものだった。値段は安いとされていたが、現在は更新されておらずSTANDARDの方が安くなっているので今は使われていない。 99.99% 99.99%
Amazon Glacier Glacierとして単独のサービスでありつつ、S3のストレージタイプとしても使われる。最も安いアーカイブ用のストレージ。データ抽出にコストと時間(3~5h)がかかる。ライフサイクルマネジメントで指定する。ボールロック機能でデータを保持する。中長期使わないデータを保管用として使うことに向いている。 99.999999999%(イレブンナイン) N/A

 IAはどちらも低頻度アクセス向け。その中でも重要なデータではないほうはOne Zone-IAを使う。値段はSTANDARD > STANDARD-IA > One Zone-IAの順。

S3 Intelligent-Tiering

 低頻度アクセスのオブジェクトを自動的に低頻度アクセス層に移動することでコストを削減することのできるストレージタイプ。アクセスパターンがわからない場合や中長期保存する用のデータストレージとして使うことが多い。基本的には30日間アクセスがないファイルは自動的に低頻度アクセス層に移動される。低頻度アクセス層のファイルにアクセスした場合は、自動的に高頻度アクセス層に移動する。
 高頻度アクセス層と低頻度アクセス層の2つに分かれてデータを保存する。低頻度アクセス層がデータ取得時間が長くなる分、料金が安い。