VS CodeによるWindows10上でのポータブルLua環境の構築


背景

会社支給のノートパソコンによっては管理者権限が与えられておらず、便利なアプリケーションも管理者権限無しでインストールする必要があります。
この記事ではLuaとVS Codeを管理者権限無しでインストールし、実際に使用出来るようにするまでを備忘録として残しています。

対象

Windows 10 64bit版

手順

Luaのインストール

  1. LuaBinariesから最新版のZIPファイルをダウンロードします。この記事を書いた時点ではlua-5.4.2_Win64_bin.zipでした。
  2. ダウンロードしたファイルの中身を適当なフォルダに展開します。

ポータブル版VS Codeのインストール

  1. VS codeのダウンロードページからZIPファイルをダウンロードします。この記事を書いた時点ではVSCode-win32-x64-1.55.2.zipでした。
  2. ダウンロードしたファイルの中身を適当なフォルダに展開します。

環境整備

Lua

特に設定すべき事はありません。VS Code上でLuaを扱う場合、後述のCode Runner上でLuaの実行バイナリの指定を行うので、パスを通す必要もありません。

VS Code

日本語化

探せばVS Codeの日本語化の記事は簡単に見つかると思うので、割愛します。1

Code Runnner Extensionの導入

Code RunnerはVS Code上で各種コードをお手軽に実行出来るようになる拡張機能です。

  1. 左サイドバーから拡張機能を選択します。
  2. Code Runnerで検索してインストールします。
  3. Luaの実行バイナリパスを設定します。

    1. メニューから [ファイル] -> [ユーザー設定] -> [設定] を選択します。
    2. 「code-runner.executorMap」を検索し、setting.jsonでLuaの実行バイナリパスを指定します。

      ```json
      "code-runner.executorMap": {
          "lua": "C:\\lua542\\lua54.exe",
      }
      ```
      

参考文献


  1. 手前味噌ですが、こちらとか。