BigQuery の LSP でスキーマ補完を効かせる nvim-lspconfig
@dr666m1 さんが公開されている BigQuery(標準 SQL)の LSP を nvim-lsp
に設定して使わせていただいている(↓記事参照)のですが、なんと BigQuery からデータセットの情報を取得して補完に活用してくれる機能があります。今日は、これを試してみることにします。
以下、↑記事と同様の設定が済んでいる前提となります。
はじめに
最初の記事でも少し触れたのですが、当初私の環境ではこの機能が上手く動かず困っておりました。キャッシュファイルのタイムスタンプは更新されるのに、期待した中身が入ってこない。なんとなく見ているうちに、US リージョンのデータセットは取得できているが、東京リージョンのデータセットが取得できていないことに気付きました。
そこで、拙い英語で issue 立てて相談差し上げたところ、サクッと直していただけました。大変ありがとうございます。0.0.17
にマージされているので、それ以降であれば上手く動きそうです。
nvim-lsp-installer
にカスタムサーバーとして追加してあれば、:LspInstallInfo
で u
を押すだけでサクッと最新版にアップデートできますね。
bq/updateCache について
LSP に対して bq/updateCache
と言うメソッドをリクエストをすると、LSP 側で bq
コマンドや INFORMATION_SCHEMA
へのクエリを実行して、プロジェクトやデータセットの情報を取得してくれます。INFORMATION_SCHEMA
へのクエリは最小でも 10MB かかる決まりですが、編集中のクエリ内で使用しているデータセットに対してのみ情報取得が走る様なので安心です。
取得された情報は、~/.bq_extension_vscode/cache.sqlite
と言うファイル(前述した 0.0.17
の修正により cache_00_00_17.sqlite
と言うファイル名に変更になっています)に保存され、この情報を元に補完機能が動作する様です。便利。
bq/updateCache を実行するキーバインドの設定
もちろんコマンドで vim.lsp
を直接たたけば実行できるのですが、まぁ面倒なのでキーバインドしておきましょう。データセットの状況にもよるとは思いますが、実行に多少時間がかかるので非同期で動く様にしておきます。こんなイメージ。
local lspInstaller = require("nvim-lsp-installer")
serverOnAttach['bqls'] = function (_, bufnr)
local function nnoremap_silent_buffer(lhs, rhs)
vim.api.nvim_buf_set_keymap(bufnr, 'n', lhs, rhs, { noremap=true, silent=true })
end
nnoremap_silent_buffer('gu', '<Cmd>lua print("LSP[bqls][Request] bq/updateCache") vim.lsp.buf_request(bufnr, "bq/updateCache", {}, function(_, res, _, _) print("LSP[bqls][Response]", res) end)<CR>')
nnoremap_silent_buffer('gc', '<Cmd>lua print("LSP[bqls][Request] bq/clearCache") vim.lsp.buf_request(bufnr, "bq/clearCache", {}, function(_, res, _, _) print("LSP[bqls][Response]", res) end)<CR>')
end
lspInstaller.on_server_ready(function(server)
local opts = {
on_attach = on_attach, -- e.g.
}
if serverOpts[server.name] then
for k, v in pairs(serverOpts[server.name]) do opts[k] = v end
end
if serverOnAttach[server.name] then
opts.on_attach = function (client, bufnr)
on_attach(client, bufnr)
serverOnAttach[server.name](client, bufnr)
end
end
server:setup(opts)
vim.cmd [[ do User LspAttachBuffers ]]
end)
保存したキャッシュをクリアする bq/clearCache
と言うメソッドもあるので、一緒に設定しておきます。キーバインドは、お好みで。
おわりに
無事に補完も動く様になって、ますますクエリがはかどりそうです。BigQuery のコンソール開く時間が減りました。@dr666m1 さんに感謝です。
Author And Source
この問題について(BigQuery の LSP でスキーマ補完を効かせる nvim-lspconfig), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://zenn.dev/a24k/articles/20220406-nvim-lsp-bqls-updatecache著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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