【2021年元日版】ブロックチェーン、ReBoot《再元年》
今年は再びのブロックチェーン元年としたい
新年、明けましておめでとうございます。
元旦の本日は今年の抱負と言いますか、ブロックチェーンに対する熱い想いをぶつけてみたいと思います。
もう今更、ブロックチェーンとはナンであるか?については、ここでは述べません。ブロックチェーンといえども僕ら技術者にとっては数ある技術・サービスの中での選択肢の一つに過ぎません。
ですので、ここではブロックチェーンを採用するメリット・デメリットに絞って述べたいと思います。
またブロックチェーンの技術的な背景や基盤要素にはクラウド技術がありますがこれについては今後、気が向いたら書きます。
というわけで、ブロックチェーンのPros & Cons、メリ・デメ
ブロックチェーンという"サービス"のメリット
ブロックチェーンには様々なプロダクトが出ておりますが、外側から見た"サービス"という点で見た場合、以下のような機能が(大抵)含まれています。
- ストレージ・データ永続化
- API・カスタムビジネスロジック・トランザクション(ただしスマートコントラクトの程度によりけり)
- 認証(ウォレット)
要はログイン機能とDBとサービスAPIがブロックチェーンだけで賄えてしまいます。
これに好きなUIのレイヤーを実装すれば大抵のアプリケーションは構築できますよ!
もう、ブロックチェーンを選ぶだけで認証やDBやWEBサービスについて悩む必要なし、UI層に好きな言語・技術とスマートコントラクトだけ勉強すればもうアプリケーションは構築できてしまいます。
インフラのネットワークや、SQLやモデル設計、APIの開発、ログイン機能ともオサラバ、ファンタスティック! でございます。
ブロックチェーンという"サービス"のデメリット
ブロックチェーンの抱える圧倒デメリットは以下のものが思いつきますね。
- DBのアクセスが遅い。書き込み、読み込みともにRDBに比べられないほど極めて遅い。
- 検索はできない。検索は、できない。
- コンソーシアム・プライベート型のブロックチェーンはサーバの構築・維持管理が超高コスト。技術的にもお値段的にも
- パブリック型のブロックチェーンは、機密情報は絶対に入れちゃダメ。
大抵の場合、DBアクセスの遅さには面食らうと思います。ビットコインでも早くて5分とかです。RDBで数ミリ秒の世界を競っていると、ブロックチェーンに書き込むのはちょっとどうかしてる・・・という感覚です。
ただし、プライベート・コンソーシアム型のブロックチェーンであれば書き込み数百msオーダーのレベルにまで高速にはなります。RDBにアクセスするREST APIを叩いても大体、150ms~300msとかそのくらいはかかりますよね?これはブロックチェーンの選択次第かと思います。
そして、検索はできません。基本的に、検索はできません。ブロックチェーンは検索ができないのです。
とは言え、TwitterやFacebookなどのスタイルのアプリケーションは検索機能はメインではないですよね?
また個人的なポリシーですが、アプリケーションで検索機能が必要になったらUXとして負けであると考えています。UXデザインとデータモデリングでユーザーが見たい情報を見せられなければシステムの敗北です。
というわけで、どうしても高速なアクセスと強力な検索機能が必要な場合は、Elasticsearchにお願いします。(笑)
またインフラの構築・管理に関わる技術的なコストですが、これこそ技術者ならば超えていかなければならない壁だと思います。これはもう、コストとのご相談なので、がんばれ!としか言えません。
パブリックチェーンに機密情報入れられない点はもう、、、どうしようもないです。ネットワークに参加するノードみんなでデータ検証してデータのコピーを持ち合って耐障害性を高めているのがブロックチェーンなので、匿名とはいえ情報は本質的にダダ漏れです。
まとまらず。
新年の一発目に個人的な抱負も含めてブロックチェーンについて書いてみました。
ただ、様々なブロックチェーンのプロダクトでドキュメントが書かれていますが、まず英語のドキュメントです。その次の翻訳は何語の翻訳が多いと思いますか?
ほとんど 簡体字かハングルですよ。。。
ブロックチェーンの"技術者"として如何に日本人が少ないか、というのが感じられてしまいます。
日本人技術者もみんなでブロックチェーンを盛り上げてみないか?!
ということで、ブロックチェーン再元年、本年もよろしくお願いいたします。
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この問題について(【2021年元日版】ブロックチェーン、ReBoot《再元年》), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/koinori/items/34724c7e1f9860bdcab9著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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