Bitcoin Coreの使い方


Bitcoin Coreとは

Bitcoin Coreは、コミュニティによって運営されているフリーソフトウェアプロジェクトであり、MITライセンスの元に公開されています。

Bitcoin Coreをインストールし、Bitcoin Coreが立ち上がった状態で8333ポートを開け、PCを起動したままにする事で、ビットコインのネットワークの維持に協力できます。

Bitocoin Coreの構成

以下の3つの要素から構成されています。

  • bitcoin-qt : bitcoin coreのGUIクライアントです。
  • bitcoind(deamon) : バックエンドで常時動くデーモンプログラムです。
  • bitcoin-cli : bitcoin coreのCUIからbitcoindに対するコマンドを実行するのに使用します。

前提条件

Bitcoin Coreの初期同期では、長い時間をかけて大量のデータがダウンロードされます。
全ブロックチェーンをダウンロードする上では、アップロード速度が毎秒400kbps(50kb)以上のブロードバンドインターネット接続とストレージ容量(370GB以上)がある事が前提となります。(2021年7月現在時点)

また、ノードの実行中はスクリーンセーバーの設定を確認し、自動「スリープ」または「一時停止」オプションを無効にして、コンピューターが実行されているときはいつでもネットワークをサポートしている必要があります。

実行環境

今回、実際に使用した環境は以下の通りです。

【OS】Windows 10 Home 64bit
【CPU】Corei7-8700 @3.20GHz
【RAM】16[GB]
【HDD】Dドライブに1[TB]以上の空き

インストールの手順

1.公式サイトよりインストールパッケージをダウンロードします。

2.インストーラを実行して、インストール先を指定します。

今回は、Dドライブ直下にBITCOINというフォルダを作成し、そこへインストールしました。
  

3.Bitcoin Coreを起動します。

インストール完了後、はじめてBitcoin Coreを起動すると、空のブロックチェーンのデータを格納するデータベースが作成されます。続いて、ビットコインネットワーク上で稼働している他のノードからブロックチェーンのデータを受け取りはじめます。このデータ転送は、自分のノードのブロゥクチェーンの内容がビットコイン・ネットワークの他のノードと同じ動きになるまで続きます。これをIDB(初期ブロックダウンロード)といいます。
この間、残りブロック数と現在の動機の進捗状況が表示されますが、同期が完了するのには数時間かかります。
同期が完了したらPCを再起動します。
 

4.テストネットの起動
5.Bitcoin Coreのアップグレード

古いバージョンを実行している場合は、一旦シャットダウンして、Windowsの場合インストーラを実行します。
(古いバージョンでは数分かかる場合がありますので、完全にシャットダウンするまで待ちます)

データディレクトリ内のブロックチェーンファイルとウォレットファイルは、バージョン間で互換性があるため、アップグレード時にデータディレクトリに変更を加える必要はありません。
これらのファイルの形式が変更されることがありますが、新しいビットコインコアバージョンには、ファイルを新しい形式に自動的にアップグレードするコードが含まれているため、手動による変更は必要ありません。