Vcpkg新規CMake構築ライブラリ例

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概要
ほとんどのオープンソースライブラリはCMake構築をサポートしており、vcpkgでこれらのタイプのライブラリを追加するのは比較的簡単です.
nanomsg
nanomsgは、ネットワーク層を高速で拡張性があり、使いやすくすることを目標とするいくつかの一般的な通信モードを提供するsocketライブラリであり、Cによって実現され、多くのオペレーティングシステムで使用でき、追加の依存性がない.githubのホームページにreleaseパッケージがあり、最新バージョンは1.0.0です.
ソースパッケージのダウンロードと解凍
vcpkg_download_distfile(ARCHIVE
    URLS "https://github.com/nanomsg/nanomsg/archive/1.0.0.tar.gz"
    FILENAME "nanomsg-1.0.0.tar.gz"
    SHA512  06fc4eadac29439024bd24230c73f43ddc46e6b6848ad75952b67bf301066be5752a844173597c1b42e55c1ebb66a2d2cb7693e4cbfc07584b4398597cbc9200
)
vcpkg_extract_source_archive(${ARCHIVE})

CMakeの設定
vcpkg_configure_cmake(
    SOURCE_PATH ${CURRENT_BUILDTREES_DIR}/src/nanomsg-1.0.0
)

CMakeの中の配置に対してパラメータとしてvcpkg_configure_cmakeに設定します
ビルド
vcpkg_build_cmake()

この方法はdebugとreleaseバージョンライブラリを直接構築することができる.
インストール
vcpkg_install_cmake()

この方法はmake installと同様で、ライブラリコンパイル結果をvcpkgのパケットパスの下にインストールします.
不要なファイルの削除
file(REMOVE_RECURSE ${CURRENT_PACKAGES_DIR}/debug/include)

file(REMOVE ${CURRENT_PACKAGES_DIR}/bin/nanocat.exe)
file(REMOVE ${CURRENT_PACKAGES_DIR}/debug/bin/nanocat.exe)
  • インストール時にdebug下のヘッダファイルは不要な
  • nanocat.exeはデバッグ用プログラムであり、ライブラリとして使用する必要はありませんが、vcpkgはtoolsとして存在することをサポートしています.具体的にはprotobufの構成を参照してください.

  • licenseファイルの処理
    file(COPY ${CURRENT_BUILDTREES_DIR}/src/nanomsg-1.0.0/COPYING DESTINATION ${CURRENT_PACKAGES_DIR}/share/nanomsg)
    file(RENAME ${CURRENT_PACKAGES_DIR}/share/nanomsg/COPYING ${CURRENT_PACKAGES_DIR}/share/nanomsg/copyright)
    

    デバッグ用pdbのコピー
    vcpkg_copy_pdbs()
    

    この方法では、生成情報に基づいて対応するpdbファイルをすべて指定された場所にコピーします.