react-pdfでNasuフォントが使えない場合の対処法
初めに
Next.jsのプロジェクトでPDFを出力する必要があったので, ライブラリの@react-pdf/renderer
を使用して実装しようとしたのですがNasuフォントがうまく読み込めず苦戦したので対処法をまとめました。
状況
まず当方が陥った状況について説明します。
react-pdfではNasuフォント以外での日本語出力に対応していないようで, 事前にNasuフォントのttfファイルをダウンロードして, 使用するフォントとして以下のように登録する必要があります。
// Nasu-Regular.ttfとNasu-Bold.ttfファイルはpublic/fonts以下に配置
Fonts.register({
family: 'Nasu',
fonts: [
{
src: './public/fonts/Nasu-Regular.ttf',
},
{
src: './public/fonts/Nasu-Bold.ttf',
fontWeight: 'bold',
},
],
})
しかし, これだと以下の画像のようにUnknown font format
というエラーメッセージがコンソールに表示されてしまいます。
そのため, このエラーに関連する情報を調査したところ, フォント登録をする際にsrcにファイルのパスを指定するのではなく, ファイルを変数としてimportして指定する方法がありました。
上記処理をその方法に書き換えると以下のようになります。
import nasuRegular from './public/fonts/Nasu-Regular.ttf'
import nasuBold from './public/fonts/Nasu-Bold.ttf'
Fonts.register({
family: 'Nasu',
fonts: [
{
src: nasuRegular as string,
},
{
src: nasuBold as string,
fontWeight: 'bold',
},
],
})
これで解決かと思いきや, 今度は以下のようなエラーが出てきました。
エラーメッセージにModule parse failed
とあるのでフォントファイルのパースに失敗しているようですが, 何故失敗しているのかも不明なため苦心していました。
最後の解決策
答えは以下のIssueに載っていました。
まず, src/types以下にfonts.d.ts
ファイルを作成し, 以下を記述します。
declare module '*.ttf'
次に, next.config.js
を以下のように編集します。
/** @type {import('next').NextConfig} */
const nextConfig = {
// ...
webpack: (config) => {
config.module.rules.push({
test: /\.ttf$/i,
type: "asset/resource",
});
return config;
},
// ...
}
module.exports = nextConfig;
これでreact-pdfで正常にNasuフォントで日本語出力ができるようになります。
参考
Author And Source
この問題について(react-pdfでNasuフォントが使えない場合の対処法), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://zenn.dev/n_o_n_a_m_e/articles/8b555382eaaeb4著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
Collection and Share based on the CC protocol