CloudWatch コンソールで平均値や最大値を同時にグラフ表示する方法

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CloudWatch コンソールで EC2 などのメトリクスを確認する際に、平均値や最大値を同時にグラフ表示する方法を紹介します。

手順

まずは任意のメトリクスを選択します。
今回は EC2 の CPUUtilization を表示しています。

参照タブから「発信元」タブに切り替えます。

JSON を以下のように書き換えて「更新」をクリックします。

{
    "view": "timeSeries",
    "stacked": false,
    "region": "ap-northeast-1",
    "metrics": [
        [ "AWS/EC2", "CPUUtilization", "InstanceId", "i-06f8c07a05d56105b", { "stat": "Average" }],
        [ "...", { "stat": "Maximum" } ]
    ]
}

デフォルトで生成された JSON から変更したのは、metrics の中身です。
metrics の配列要素を増やし、statAverageMaximum に分けることで、平均値と最大値を同時に表示することができます。

最大値の stat 以外は、... と記載することで、1 つめの配列要素と同じ内容になります。

おまけ

statAverageMaximum 以外にも増やすことができます。

{
    "view": "timeSeries",
    "stacked": false,
    "region": "ap-northeast-1",
    "metrics": [
        [ "AWS/EC2", "CPUUtilization", "InstanceId", "i-06f8c07a05d56105b", { "stat": "Average" }],
        [ "...", { "stat": "Maximum" } ],
	[ "...", { "stat": "Minimum" } ],
	[ "...", { "stat": "Sum" } ]
    ]
}

まとめ

今回は CloudWatch コンソールでメトリクスを確認する際に、平均値や最大値を同時にグラフ表示する方法を紹介しました。
小ネタですが、参考になれば幸いです。